湊かなえ著海の星の原作望郷を読んだあらすじとネタバレ感想!

湊かなえさん原作の『望郷』がオムニバスのドラマ化されると知って、原作を読んでみました。

今回は、『望郷』の中でも一番私が気に入った作品である、「海の星」について、その感想を書いてみたいと思います。

湊かなえさん作品は、他の作品もそうなのですけれど連作短編集の一つ一つの作品もかなり濃く、後味が残る作品が多いですね。

あらすじとともに、ネタバレ含めた感想を書いていくので、結果は自分でドラマを観たり、原作を読みたいという方はこれから先は読み進めないでくださいね。

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湊かなえ著海の星の原作望郷を読んだあらすじとネタバレ感想!前半

 

話は、妻の得意なアクアパッツァの魚、小学1年生になる息子が釣ってきた小アジの小骨の感触から、子供の頃の母と二人の島での生活、おっさんのことを思い出した主人公のもとに、3日後、一枚のはがきが届きます。

父と母と小学生の主人公の3人暮らし。

主人公が小学6年生の秋、父親がタバコを買いに行くと出かけたまま、行方が分からなくなってしまいます。

母と主人公は何日も探しますが、見つからず、母が生活のために働きに出るのですけれど、女手一つでは収入も少なく食卓にのぼる食事は侘しいものでした。

夕食の足しにと魚釣りをするようになった主人公と、おっさんは出逢います。

おっさんは、漁師で売れなかった魚を魚釣りをして、釣れなかった人に売っていて、主人公のことを知って時々魚などをくれるようになります。

魚だけでなく、娘が作ったマドレーヌなどお菓子も持ってきてくれるようになるのですけれど、度重なる内におっさんの目的は母と仲良くなることでは?と思い始めます。

というのは、主人公の母親は島でも美人と評判だったからです。

そんなおっさんが、背広姿でユリの花束を持って家にやってきて、大切な話があると言います。

花束を置いて「三年間ずっとご主人を待ち続けた・・・ご主人は死んだと区切りを付けないか・・・。」との言葉に、夫の帰りを待ち続けている母が激怒しておっさんを家から追い払います。

私もおっさんの目的はお母さんかな?と思っていたのでけれど・・・なぜユリの花束だったのかということが後々大きな意味を持ってくるとは思いませんでした。

 

湊かなえ著海の星の原作望郷を読んだあらすじとネタバレ感想!後半

 

父が亡くなっている前提で話すおっさんに、怒りを感じる主人公に謝るおっさん。

せめてものお詫びにと、海の星をみせてくれます。

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どんなマジックを使ったのか、一瞬の透明な青い輝きがキラキラと星のように海に瞬きます。

なぜこのような現象が起こるのか聞く間もなく、おっさんは去っていきます。

そのおっさんの娘さんと、たまたま同じクラスだったのです。

その娘・同級生からの父のことで話があるとのはがきが届き、会って真実を知ります。

主人公・浜崎くんのお父さんは行方不明になった25年前になくなっていると・・・。

年に数回、漁師の網に死体がかかることがあること、おっさんは過去に遺体が網にかかったと通報したら、事情聴取で妻の死に目に会えなかったことから、その時は通報せずに海に戻したこと、来ていた服から父だと確信したこと。

そのことをずっと言おうと思いながら、言えなかったことを聞きます。

とはいえ、誤解していたのは自分だけで、もしかしたら母は父が海で亡くなっていたことを知っていたかも知れないと、母が亡くなる前に自分の骨は海に流してといった言葉を思い返します。

おっさんは、肝臓がんで手術が成功して生きていることを知った主人公は、伝言を頼みます。

「海の星を見せてくれて、ありがとう。」と。

 

まとめ

 

漁師の網に死体がかかることがある・・・山に住んでいる私には思いもよらないことですけれど、そういうことも現実にも海に囲まれている島なら潮の流れであるのでしょうね。

人道的には、通報するのが当然とは言え、身近でも偶々近所の一人暮らしのお年寄りが自宅で亡くなっているのを発見して、まるで犯人のように執拗に取り調べされたとかいう話を聞いたりしているので、通報しないで海に戻したおっさんのことも致し方ない部分もあるのかな?と思わなくもなかったりします。

自分だったら、通報したかとは思うのですけどね。

なんだかんだ、チキンなのと、後々引きずるのは嫌なので。

父親の死因に関して気になる人もいると思うのですが、書かれていなかったです。

ドラマでは、島に帰った主人公が漁から帰ってきた?おっさんと思いがけず再開して、「海の星を見せてくれて、ありがとう。」と直接伝えて終わります。

2人のそれまでのわだかまりがお互いに溶けたかのような笑顔に、なんだかとても救われた気がしました。

ドラマはドラマの良さがあり、原作には原作だからこその良さがあるので、まだ原作を読んでいないなら是非読んでみるのをおすすめします。

他の作品もそれぞれ短編なのですけれど、一つ一つが心に残るような話ばかりです。

望郷・「みかんの花」のネタバレ感想はこちら

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