少女湊かなえの原作あらすじと感想ネタバレ!ラストも衝撃の展開?

最近、『望郷』『往復書簡』と湊かなえさんの原作が続けてドラマ化されたのですけれど、『少女』も映画化され公開されますね。

公開に先駆けて『少女』の原作を読んでみたのですけれど・・・途中までは湊かなえ作品にしては青春ぽくてそれなりにハッピーエンド?的な終わり方をするのかと思いきや、やはり湊かなえさんの小説はこう来るんだとラストで一気に落とされます。

映画では、伏線がわからないようにどのようにラストに向かって進んでいくのかとても興味あるのですけれど、映画をこれから観る方、観た方に向けて簡単なあらすじとネタバレありの感想を書いていこうと思います。

原作を自分で読んでラストを知りたいという人や、映画を観る前にラストを知ってしまうのは嫌だという人は、この先は読まないでくださいね。

湊かなえ著海の星の原作望郷を読んだあらすじとネタバレ感想!
湊かなえさん原作の『望郷』がオムニバスのドラマ化されると知って、原作を読んでみました。今回は、『望郷』の中でも一番私が気に入った作品である、「海の星」につい...

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少女湊かなえの原作を読んだあらすじを簡単にまとめてみた!前半

 

物語は、一人の少女の遺書で始まります。

そして、その少女の同級生であった草野敦子とその親友である桜井由紀のそれぞれの視点で、場面が交互に切り替わっていきます。

草野敦子と桜井由紀の出逢いは小学生1年生の時で、剣道教室が一緒で家も近いことから仲良くなります。

敦子は、剣道が強くて小学生6年生の時には全国優勝、中3の夏には県大会の決勝まで進みます。

とはいえ、この決勝戦で足を捻って負けて以来剣道を辞めて、黎明館高校の推薦も断り桜宮高校に進学するのですが、それ以来些細なことで過呼吸を起こすようになって、体育の授業も休むようになります。

剣道を辞めたのも、過呼吸を起こすようになったのも、学校裏サイトに自分の悪口を剣道の仲間たちが書いていたのを知って、その仲間たちは黎明館高校に受かったのを知ってから。

親友の桜井由紀は、その理由は知らなかったもののなんとか助けになりたいと、敦子に渡すために「ヨルの綱渡り」という小説を書きます。

でも、その小説を敦子に渡す前に、学校にカバンを置き忘れた時に国語教師の小説家を目指していた小倉に読まれ、それを盗作されてしまいます。

その小説は、新人文学賞を受賞して雑誌に掲載され、そのはじめの部分を自習で読んだ敦子は、これを書いたのは由紀であると確信します。

ただ、「ヨルの綱渡り」の掲載された雑誌は探しても結局手に入らなかったのもあり一部しか読んでいない敦子は、由紀も本当は自分のことをバカにしているのでは?と誤解してしまい、それから2人の間はギクシャクし始めます。

そんな時、半端な時期に黎明館高校から編入してきた紫織が2人に加わるようになり、その紫織から衝撃的な告白を聞かされます。

それは・・・親友の自殺を目にしたという、予想もしない話。

そこが少女というか、思春期の怖いもの見たさのような好奇心なのか、敦子と由紀はそれぞれ、自分も人の死ぬ瞬間を見てみたい!と強く思うようになります。

2人は別々に、人の死ぬ瞬間を見るのに最適は場所に夏休みに行くことにします。

敦子は体育の補習と言う名目で老人ホームに、由紀は朗読ボランティアという名目で大学付属病院小児科病棟に。

敦子は老人ホームでおっさん(敦子の業務担当?)に出逢い、由紀は小児科病棟で昴くんとタッチと出逢います。

転職して春から働いているというおっさん(高雄孝雄・たかおたかお)は、かなりの不器用で、敦子のことは嫌っている感じの態度なのですが、それには深い事情があります。

人の死ぬ瞬間を見たいと思っていた敦子ですが、老人ホームにいたお年寄りおばあさんの水森さんがお餅を喉につまらせた時には、とっさの判断で掃除機のホースを口に突っ込んで助けます。

といっても、家族にはおっさんが助けたこととして伝えます。

そんなこともあり、以前より親しくなったおっさんが、実は毎月文学誌を買っていて「ヨルの綱渡り」が掲載された雑誌を持っていることが判明、借りて読んだ敦子は自分が誤解していたことを知ります。

由紀の方は、小児科病棟で出逢った昴くんとタッチと地獄の絵本を持ってくる約束をして仲良くなります。

結局本は家になく、代わりにタッチからあるお願いをされます。

親友の昴くんは、数日後に手術をすること、成功率は7%しかないこと、昴くんには離婚して疎遠になっている父親がいて、母親は病気だし親戚もよく思ってないので、手術前に合わせてあげたいから由紀になんとかしてほしいと頼まれます。

由紀は、その為に父親がいると思われる職場を訪ねます。

と・・・書き始めたら止まらなくて長くなってしまったので、ここで区切りますね。

 

少女湊かなえ原作を読んだあらすじを簡単に説明してみた!後半

 

全然、簡単に説明できていなくてすみません。

引き続き、書いていきたいと思いますけれど、物語途中には、由紀の家庭のことも書かれています。

由紀には認知症の祖母がいるのですが、昔女性ながらに校長まで務めた祖母は規律に厳しく、認知症になってからその時代に記憶が戻ってしまい、時間などが守れないと容赦なく物差しを振り回すようになり、由紀も両親も祖母がいなくなったらいいのにと心では思ってしまうまうほど負担になっていきます。

その祖母は実は、敦子が命を助けた水森さんだったのですよね。

敦子は、由紀のブラックな一面を知っていたので、祖母を助けたのが敦子だと知ったら余計なことをしてと恨まれると感じます。

そして、助けたとされているおっさんが危ないと感じ、守ることにします。

死の預言書サイトに「八月四日(火)因果応報!たかお×2を地獄に堕とす」という殺人予告をみたのもあり余計にそう感じるのです。

由紀のブラックな一面というのは、盗作をした国語教師小倉に対して復讐したことを知っていたから。

国語教師小倉の盗作を知った由紀は、復讐のために先生のパソコンから全生徒の成績表のデータを盗んでネット上に一斉配信してばら撒きます。

それが大問題になり、小倉は退職に追い込まれ、最後には電車に飛び込み自殺をします。(生徒には事故ということにしてあったのですけどね。)

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一方、その由紀はというと、昴くんの父親の職場に行ったら辞めたこと、転職先は教えられないと告げられますが、三条というおじさんに指定した場所に来たら教えると言われます。

援交を迫られると思った由紀は、付き合っていた彼氏の牧瀬に一緒に行ってもらうことにしますけれど、その際に牧瀬から死体を見たことがあるという話を聞きます。

牧瀬は、小倉が電車に飛び込んだときを目撃していたのです。

電車に飛び込む前に紙ふぶきをまいて、その紙ふぶきの一部を持っていることも聞きます。

牧瀬の危ない面を知った由紀ですが、反対に使える?と彼とともに三条の指定した場所に行きます。

三条は、自分の娘からバカにされている腹いせを由紀にぶつけ汚れた下着を洗わせますが、反対に録画していた牧瀬に脅されて、昴くんの父親が老人ホームで働いていることを話します。

そして、その父親は痴漢で捕まったということも聞きます。

その頃、敦子はおっさんからバツイチの理由は痴漢で捕まったからで、でも痴漢は冤罪で、女子高生にはめられたとも、だから女子高生の敦子と距離を置いていたということも。

由紀が祖母を助けたおっさんに復讐に来ると思っている敦子。

対して、昴くんの父親が老人ホーム(敦子が働いている)にいることを知った由紀は、老人ホームに高雄孝雄に昴くんに会うように伝えるために向かいます。

老人ホームで由紀と鉢合わせ、話すうちに誤解だったと判明。

高雄孝雄を昴くんに引き合わせます。

 

少女湊かなえ原作を読んだ感想ネタバレ!ラストはどうなる?

 

衝撃のラストは・・・手術前に昴くんと父親が涙の再会!

 

と思ったら、流石に湊かなえです、そんな展開にさせないのが彼女のセオリー?

昴くんだと由紀が思っていたのは、タッチで、太っちょのタッチが昴くんで、その昴くんは父親をナイフで切りつけるとは・・・思ってもみなかった。

幸い、剣道日本一だった敦子がナイフを叩き落とし、おっさんは九死一生を。

由紀と敦子は2人でその場から逃走、「ヨルの綱渡り」を読んだ敦子は由紀の友情に気づき2人は仲直り・・・・という展開でも終わらず。

ただ、一応おっさんの怪我は、りんごを剥こうと手が滑ったことで話は収まったよう。

まだ、ラストではなかったのですよね・・・。

 

夏休み明け、敦子と由紀と紫織が修学旅行の話をしているのですが、紫織が持っていたバッグは実は痴漢されたと嘘をいって示談金を巻き上げたそのお金で買ったものとサラッと言うがそれが後々自分に返ってくるとは思っても見なかったのですけどね。

物語は、いつもの日常に戻ったかのようになり、そこで終わりかと思いきや・・・。

 

 

最後の最後に、「遺書・つづき」に繋がります。

そして、遺書を書いたのが紫織であることが、最後に書かれている名前から分かります。

紫織の父親は三条で、女子高生に示談金を要求されて断って脅迫と猥褻罪で逮捕されたこと、そのせいでいじめにあったこと、親友の敦子も由紀も助けてくれず、自分が親友星羅にしたことが自分に返ってきているそういったことが綴られています。

紫織の父親に示談金を要求したのは、由紀というのは知らぬまま自殺を選択します。

この最後を読んで、後から物語を反芻するうちに、「因果応報!地獄に堕ちろ!」と何度も出てくる言葉が、気持ち悪いほどに登場人物の繋がりに見られるのが分かっていき、何とも言えない後味の悪さに変わっていきました。

由紀の小説を盗作した国語教師の小倉は、由紀からの復讐でノートパソコンの中にあった生徒達の個人情報を送信、その結果電車に飛び込み自殺にまで追い込まれます。

敦子が悪気なく裏サイトに書き込んだ内容が原因で、紫織の親友だった星羅はいじめを受け自殺してしまいます。

紫織は、高雄孝雄を痴漢冤罪に陥れた報いが自分に返ってきて、父親が猥褻罪で逮捕、いじめを受け自殺に追い込まれます。

星羅、小倉、紫織と3人も物語の中で自殺に追い込まれるって・・・因果応報と言っても詰め込みすぎではないか感じてしまいました。

一つだけ、私には友情っていいなと感じたエピソードは、認知症の祖母が原因で片手の握力が落ちてしまった由紀は、学校の食堂のハンバーグドリアのトレイが持てずいつもカレーを選んでいたのですが、最後にそれに気づいた敦子が由紀の分のハンバーグドリアと自分のハンバーグドリアを持って、由紀は初めて食べたハンバーグドリアの美味しさに感激するというもの。

それぞれの少女の悪意や無邪気な残酷さに後味が悪い物語の中で、この部分だけはほっこりとしました。

だからこそ、反対に悪意や残酷さが際立つのかもしれないですけどね。

 

まとめ

 

簡単にあらすじを説明するつもりが、凄く長くなってしまったのですが、私的に簡単にということでお許し下さいね。

実は、この作品は勢いでグイグイ読まされるですけれど、最後の最後を読んだあと内容を反芻して振り返ると、もの凄く狭い関わりの中で因果応報の連鎖がおきていて、登場人物たちの繋がりがこれでもかと畳み掛けるようになっていて、ある種の気持ち悪さがじわじわと押し寄せてきました。

後味がこんなに悪いとは思っていなかったです。

なので、湊かなえ作品に見られる、この後味の悪さが癖になっっている方以外にはおすすめしません。

もし、読まれる時には、原作の中に出てくる「 * 」「 ** 」に注意して読んでいくと、敦子と由紀のどちら視点でかかれている部分かがよく分かって、読みやすくなりますよ。

映画はどういう風にまとめてあるのか、伏線はどのように張られてラストに進んでいくのか、興味があります。

望郷のように、原作ではモヤモヤっと残ったラストを、ドラマでは後味スッキリでほっとする終わり方にまとめられたので、そういう感じだといいなと思うのですけどね。

それは、観てのお楽しみということで映画は映画で楽しみですね。

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