箱根駅伝が害悪大会と言われる理由とは?弊害で燃え尽きる選手もいるの?

毎年1月2日と3日に行われる箱根駅伝、お正月には必ずと言って良いほどテレビで目にする光景になっていますよね。

10月15日にはその予選会が行われ、本戦に出場する大学20校が決定しました。(参加チームは関東学生連合を加えた合計21チーム)

箱根駅伝は人気がある一方、様々な理由で害悪と言われていたり、箱根駅伝の存在が大きくなり過ぎたことで他のスポーツにも影響していると言われています。

具体的にはどんなことが問題になっているのでしょうか。

順を追って見ていきたいと思います。

箱根駅伝の面白さに関してはこちら

箱根駅伝の何が面白いの?なぜ関東の大学だけなのかその歴史も
お正月の風物詩といえば、1月2日と3日に渡って行われる箱根駅伝ですよね。毎年楽しみにしている方もいれば、ただ走っているのを見ているのは面白くないと感じている...

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箱根駅伝が害悪大会と言われる理由とは?

 

箱根駅伝が害悪大会だと言われているのには、様々な理由があるようです。

特に意見が多かった三点についてまとめてみました。

一つ目は交通規制についての問題です。

開催時期が1月2日と3日ということで、年始のUターンに重なり道路が混雑するということ。

選手が走る車線にはパトカーや白バイなどが動員されて完全な交通規制が行われていますが、その反対車線は大渋滞なのだそうです。

コース上の歩道や横断歩道も全て規制されるので、近隣の住民や、帰省ドライバーに加えて運送業者にとってはいい迷惑だと言う話も。

しかし、そういった交通事情も踏まえて、年間で比較的交通量が少ない日程と時間帯を選んでいるという意見もありますので、一概に批判できるものではないのかもしれません。

二つ目は選手の体への悪影響です。

箱根駅伝が行われる1月は関東でも冷え込む時期で、区間によっては標高が高くなり更に気温が下がります。

走っていれば体温も上がると思われがちですが、その汗が気温によって体を冷やしてしまい、低体温症に陥ることがあるそうです。

2013年大会では2名の選手が低体温症により途中棄権してしまいました。

寒い時期に過酷なレースをしなくても良いのでは?という声もありますが、逆に夏場だと更に過酷になると言います。

この件に関してもどの季節だろうと危険は伴うという見方もできますし、予め考えられる体調の変化やレース環境に対する準備も必要ではないかと感じました。

三つ目は陸上長距離界に及ぼす影響です。

箱根駅伝の優勝タイムはこの10年で13分以上も縮まっていて、長距離界の底上げに繋がっている反面、世界に目を向けるとそのレベルの差は大きく、世界大会でのメダルはほど遠いとも言われています。

箱根駅伝までは夢中になれるものの、その先の世界まで見据えている選手が少なく、マラソン選手が育たないのではないかという意見も。

この件に関しては、次の見出しで詳しく見ていきたいと思います。

 

箱根駅伝の弊害で燃え尽きる選手もいるのはホント?

 

箱根駅伝で注目された選手が、その後、長距離のトラック競技やマラソンでの活躍に期待されながらも、良い結果が残せていないという現状があります。

その背景を探ってみると、実に興味深いことが分かりました。

箱根駅伝は中高生からの人気も高く、オリンピックに出場する事よりも箱根駅伝を目指している選手が多いというのです。

また、就職活動でも大きなアピールとなるので箱根駅伝に出る、という選手も少なくないのだとか。

そのため、箱根駅伝がゴールという位置づけになり、そこで満足してしまうのではないかとも言われています。

市民ランナーの川内優輝選手は、「一般的に箱根駅伝に出場できなければ、実業団から声がかかる可能性はない。」「マラソンに挑戦させず箱根だけに縛り付けるような大学の指導法にも問題がある」と指摘します。

城西大学の櫛部静二監督「いまの学生陸上界はあまりにも箱根ありきになっている」と指摘し、持久力を重視した長距離を走らせ、スピードが増すトラックでのトレーニングを軽視していることにも疑問を投げかけています。

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また、より選手に合った指導が可能になれば、選手の能力を引き出すことができるという言葉からも、箱根駅伝のあり方について今一度見直す必要があるようにも感じました。

実業団にもニューイヤー駅伝というものがありますが、大学の箱根駅伝と比べて注目度は低いことや、オリンピックへの道は険しいという現実から夢や希望を失い、新たな目標を立てられないと選手時代を振り返った櫛部静二監督は話します。

箱根駅伝は努力すれば届く、しかしオリンピックとなると代表選手になることすら難しく、箱根駅伝とは比較できないほど非現実的な目標になってしまうのだそうです。

出典:現代ビジネス 新春特別研究「マラソンでメダル」が見たいのに・・・・・・なぜ日本人には「箱根駅伝までの選手」が多いのか

さらに、マラソンランナーの徳本一善選手はこう話します。

箱根駅伝を優勝した青山学院のメンバーの選手でさえ、卒業すれば一般企業に就職する、箱根駅伝に出場したからと言って世界を目指す選手は稀なことであるということ。

そして、駅伝のメンバーに入ることができれば実業団として競技を続けられる、引退を余儀なくされたとしても正社員として企業に残れるという安心があるということ。

言われてみれば、引退した後も進路に迷う必要はありませんし、そういった精神的な安心感に甘えてしまうところもあるかもしれませんね。

徳本一善選手は、箱根駅伝は通過点でオリンピック選手になりたいと学生の頃から思っていたそうです。

そういった意味では、徳本一善選手はしっかりとした意識を持って、箱根駅伝にそしてマラソンに向き合っていたのでしょうね。

箱根駅伝がマラソンの弊害でもなければ、強化でもない、箱根駅伝はマラソンをやりたいと思う選手を一人でも増やす普及の場所であるという意見に、私はとても納得しました。

出典:ameba -ICHIZEN-Tokumoto kazuyoshi Official Website 箱根駅伝から世界へとマラソンの強化の関係

この二つの記事の共通点は、選手やその周りのチームスタッフが箱根駅伝をどう捉えているかということ。

箱根駅伝をゴールとしているのか、通過点としているのか、たったそれだけの意識の違いで実業団に入った後も続けられるかどうかが変わってくるように思いました。

箱根駅伝というブランドにより、就職に有利であったり、テレビ中継されたチームのユニフォームにプリントされているスポーツメーカーは宣伝にも繋がり、ビジネス面での効果は絶大です。

しかし、世界に通用するランナーを育成したいと言う思いで創設された箱根駅伝。

その思いを継承するためにも、世界を見据えた選手の育成を見直す必要があるのかもしれません。

 

箱根駅伝が嫌いな人の理由には学歴コンプレックスも?

 

箱根駅伝が嫌いという人の理由の中に、学歴コンプレックスというのがあるそうです。

どういうことなのかというと、入りたかった大学に入れず、やむを得ず他の大学に進学したり就職した人が、入れなかった大学に対してコンプレックスを抱いているというのです。

悔しい思いがコンプレックスとして心に残るのでしょうね。

その大学の名前すら見たくないということから、一切箱根駅伝は見ないのだとか。

出身校や地元の大学を応援するということは良くありますが、その逆もあるということなのですね。

嫌な思い出と物事がリンクしていて、似たようなものを見るだけでも毛嫌いしてしまう事はありますが、それと同じ感じなのでしょうか。

他人の好き嫌いも十人十色ですね。

 

まとめ

 

一見華やかで感動的に見える箱根駅伝ですが、少し目線を変えると様々な問題があることが分かりました。

メディアの力は多方面に良くも悪くも影響を与えるものですよね。

見た目だけに捉われず、本質を見失わないよう、日本の長距離界が発展していくことが望ましいと思いました。

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