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箱根駅伝の正式名称やその由来&歴史とは?各コースの区間距離や特徴も

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毎年、お正月には恒例の箱根駅伝

何気なく見ている箱根駅伝ですが、その歴史は90年以上前に遡ります。

東京~箱根間を往復する箱根駅伝は、1月2日は往路の5区間、翌3日は復路の5区間に分かれていて、区間距離も様々。

なぜこの区間は速く走れるのか、また、どの区間が見所なのかなど、疑問に思ったことはありませんか?

箱根駅伝の歴史を紐解きながら、各コースについても詳しく見ていきたいと思います。

 

初心者はこちらで箱根駅伝のルールや基礎知識を学んでおくと、より観戦を楽しめます。

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箱根駅伝の名前の由来やその歴史とは?

 

駅伝は、奈良時代に中央と地方を結ぶ幹線道路に整備された駅制がルーツで、幹線道路を行き来する役人の為に設けられた駅馬と伝馬からヒントを得たと言われています。

日本人初のオリンピック選手で「日本マラソン界の父」と呼ばれた金栗四三さんと、沢田英一さん、そして野口源三郎さんの3人により箱根駅伝は創設されました。

「世界に通用するマラソンランナーを育てたい」という想いのもと、アメリカ横断駅伝の実現に取り組みましたが、険しい山脈地帯や砂漠などの厳しい自然環境が予想されたためコース決めが難航しました。

日本国内でのコースに着目し、東京~水戸間、東京~日光間なども検討されましたが、道のりが平坦すぎることや片道コースになってしまうなどの理由で断念。

最後に候補に挙がったのが東京~箱根間でした。

交通の利便性や箱根の山登りの勇壮さ、往復コースが可能になるということが決め手となったようです。

 

最初に箱根駅伝が行われたのは1920年2月14日、参加したのは東京高等師範学校(現筑波大学)、早稲田大学、慶応大学、明治大学の4校でした。

そのため「四大校駅伝競走」という名称で行われましたが、この記念すべき第1回大会は創設者である金栗四三さんが審判長としてスタートの号砲を鳴らしました。

こうして箱根駅伝の歴史が幕を開け、第二次世界大戦中に大会が中止・中断があったものの、たくさんの熱い想いが引き継がれた箱根駅伝は2020年、96回目を迎えます。


参考
箱根駅伝誕生秘話日本テレビ

 

箱根駅伝の何が面白いのかその理由はこちら
>>>箱根駅伝の何が面白いの?なぜ関東の大学だけなのかその歴史も
[kanrenc id=”2792″]

 

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箱根駅伝往路の1区から5区の区間距離や特徴は?

 

それでは箱根駅伝の往路、1区から5区について見ていきましょう。

往路は、東京・大手町から箱根・芦ノ湖間の107.5kmです。

(大手町読売新聞社前 -日比谷 -西新橋 -三田 -品川 -六郷橋 -鶴見 -横浜駅 -保土ヶ谷 -戸塚 -藤沢 -平塚 -大磯 -二宮 -小田原-元箱根 -箱根町 芦ノ湖駐車場入口)

 

【第1区 21.3km】大手町 読売新聞社前~鶴見

 

肝心のスタート地点、スピードランナーや準エース級の選手が多く起用されますが、最初は互いに牽制しあうためスローペースになることも。

先頭を走る選手がレース運びのカギとなります。

どのタイミングで頭一つ抜け出すのか、大きなアップダウンがある新八ツ山橋と、六郷橋付近の選手同士の駆け引きも見所です。

 

【第2区 23.1km】鶴見~戸塚

 

各校エース級のスター選手を揃えてくることが多いため「花の2区」もしくは、「エース区間」も呼ばれ、一度に何人も追い抜く「ごぼう抜き」が見られるのもこのコースになります。

コースの難所「権太坂」をはじめ、戸塚中継所手前3km地点からの急勾配をいかに攻略するかがポイントと言われています。

前半の平坦な道のりですが、権太坂や終盤の急勾配もあることから、ペース配分が重要とされています。

 

箱根駅伝の2区について詳しく知るならこちら
>>>箱根駅伝の花の二区の意味やエース区間という理由とは?
[kanrenc id=”6634″]

 

【第3区 21.4km】戸塚~平塚

 

相模湾が広がり、富士山も見える綺麗な景色ということで有名な区間です。

しかし、湘南海岸に面しているこのコースは海風の影響が受けやすく、選手にとっては大きな障害にもなっているようです。

2区の流れを持続するため、また、遅れを取り戻すために、力のある選手を置くチームが多いとも言われています。

 

【第4区 20.9km】平塚~小田原

 

92回大会までは18.3kmと最も短いコースだったこともあり、チームで10番目の選手や1年生を置く傾向がありました。

比較的走りやすいと言われている区間ですが、細かいアップダウンがあるため、走りのリズムを取るのに苦戦する選手も多いようです。

93回大会からは2.4km長くなり、それに合わせたチーム編成が必要になりました。

 

第5 区 20.8km】小田原~箱根町 芦ノ湖駐車場入口

 

92回大会までは、全区間で最長の23.4kmというコースでした。

「山上り」とも呼ばれる5区は、標高差864mを駆け上がるコースで、序盤の平坦な区間では体力を温存し、上り坂でいかに力を発揮できるかがポイントとなります。

脚力とスタミナを併せ持ったスペシャリストが担当することが多く、4年間同じ選手が担当することあるため、個人成績で大差が付きやすいとも言われています。

標高差による気温の変化は選手の体に大きく影響し、筋肉にかかる負担も極端に変わることから、下りでは痙攣を起こしてしまう選手も少なくないのだとか。

気温が低い区間を走るため、タンクトップのユニホームではなく、袖があるユニホームやアームウォーマーを着用する選手もいます。


参考
東京箱根間往復大学駅伝競走 コースの特徴 往路(1月2日)wikipedia

 

93回大会から4区と5区で、それぞれ2.4kmの延長・短縮されました

これにより、今までの記録が参考記録や目標記録となるなど、記録の扱いも変わったりと影響がありました。

5区は山上りの区間のため、『5区を制したものが箱根駅伝を制する』とも言われ、また低体温症でブレーキがかかる選手も出ることから、チームにとって5区に対する比重が大きかったそうです。

5区において、上位と下位の差が広がり過ぎているという点からも変更が行われましたが、4区でエース級の選手を起用されることを考えると、結果的に順位の差という意味ではあまり変わらないのではないかとの見方もあるよう。


参考
【箱根駅伝】5区山登り距離短縮でどうなる? 瀬古氏&青学大・原監督はこう見るスポーツ報知

 

箱根駅伝の山の神に関して詳しくはこちら
>>>箱根駅伝の山の神と呼ばれた歴代選手とは?その後はどうなっている?
[kanrenc id=”2885″]

 

箱根駅伝復路の6区から10区の区間距離や特徴は?

 

次に箱根駅伝の復路、6区から10区について見ていきたいと思います。

復路は箱根・芦ノ湖から東京・大手町間の109.6kmです。

(箱根町 芦ノ湖駐車場入口 -元箱根 -小田原 -二宮 -大磯 -平塚 -藤沢 -戸塚 -保土ヶ谷 -横浜駅 -鶴見 -六郷橋 -品川 -三田 -西新橋 -日本橋 -大手町 読売新聞社前)

 

【第6 区 20.8km】箱根町 芦ノ湖駐車場入口~小田原

 

往路のゴール地点である、芦ノ湖から復路はスタートします。

往路の1位から10分以内の大学は時差出発をして、それ以降の大学はスタートから10分後に同時に出発をします。

「山下り」区間とも呼ばれる6区は、下りの平均速度は時速25kmとも言われ、この速さで小さなカーブを多く回らなければならいので、膝に大きな負担がかかるそうです。

5区に続いて、4年間同じ選手が担当する多い区間ということで、山の上り下りは、誰もが走れると言うわけではないようです。

また、朝8時に高地からのスタートすることから、アームウォーマーを着用するなど、低い気温に対して体温調節をする選手が多く見受けられます。

 

第7 区 21.3km】小田原~平塚

 

10区間のうち最も走りやすいと言われている区間ですが、小刻みなアップダウンがあったり、日が昇るにつれて気温も上昇するので、気温差が激しい区間でもあります。

かつては「つなぎ区間」という位置づけでしたが、優勝争いをする大学にとっては重要な区間とされていて、力のある選手を置くことも少なくないようです。

 

第8 区 21.4km】平塚~戸塚

 

前半は平坦な道のりで走りやすいコースですが、藤沢市にある通称「遊行寺の坂」と呼ばれる坂があり、とてもタフなコースとなっています。

日差しが強いと脱水症状を起こしやすい区間とも言われていて、ここでブレーキがかかってしまうと残り2区間に大きく影響するので、体調管理にも気を付けたいところです。

優勝やシード権争いにも熱を帯びきて、次第に盛り上がってくる区間になります。

 

第9 区 23.1km】戸塚~鶴見

 

「復路のエース区間」とも言われている9区は、キャプテンや準エースクラスの選手の起用が多くなります。

また、繰り上げスタートが発生しやすい区間ということで、襷を繋ぐことが出来なかった選手が涙する光景をテレビで何度か見たことがあるのはこの区間だったのですね。

9区は逆転劇が非常に多く、この区間で逆転した大学が総合優勝することが多いことでも知られています。

ラストスパートにさしかかったトップ集団から、目が離せない緊迫した時間が流れる区間です。

 

第10 区 23.0km】鶴見~日本橋~大手町 読売新聞社前

 

1区と同様に、六郷橋と新八ツ山橋付近のアップダウンはあるものの、全体的にはほとんどフラットですが都心独特のビル風が選手を襲うこともあるそうです。

最終区間ということから、沿道の観衆も増え、選手には一層プレッシャーがかかります。

起用する選手は準エース級が多く、チームの選手層の厚さが問われるようになりました。

ゴールのテープを切るまでレースを諦めない、そんな選手の勇姿が見られるのも、この10区ならではの見所なのではないでしょうか。

 

箱根駅伝の繰り上げスタートに関して詳しくはこちら
>>>箱根駅伝の繰り上げスタートの意味やルールとは?逆転優勝の可能性はある?
[kanrenc id=”3677″]

 

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箱根駅伝の正式名称・由来・歴史・コースまとめ

 

こうして全10区間を改めて見てみると、どの区間も気を抜くことができず、総合力が高いチームが望ましいのだと感じました。

過去には雪が降った大会もあったようですが、天候には恵まれたら良いなと思います。

4区と5区のコース変更によって、レースにどのような影響があるのかも注目したいですね。

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