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フィギュアスケートでキスアンドクライに座らないと罰金?意味やルールも

フィギュアスケートでは、演技が終わった後に選手とコーチが並んで座り、得点が出るのを待っているシーンを見たことがあるという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

実は、あの場所にも名前があるって知っていましたか?

正式名称は「キスアンドクライ」といって、フィギュアスケートファンの間では、通称「キスクラ」とも呼ばれています。

しかし、このキスアンドクライでは、あることをすると罰金になってしまうという噂も。

私もフィギュアスケートについては、ある程度知っていたつもりでしたが、キスアンドクライで罰金を受けるというのは初めて聞きました!

そこで、知っているようで知られていないキスアンドクライの、その名前の意味やルールなどについて調べてみました。

 

フィギュアスケートでキスアンドクライに座らないと罰金なの?

 

キスアンドクライは、演技後に選手とコーチが座り、技術点や演技構成点といった得点の内訳と合計点の発表を待つ場所です。

そして、それは会場内にも同時にアナウンスされるので、得点が高ければ会場全体が盛り上がりますし、得点が思うように伸びなければ会場もため息に包まれる、そんな場所でもあります。

また、キスアンドクライのブースは、テレビ中継がある場合にはより華やかに装飾されているという話もありました。

そして、その壁にはスポンサーの名前もたくさんあるので、スポンサーの宣伝にもなりますし、テレビ映えするためにも派手に装飾するというのも納得です。

そんなキスアンドクライですが、いったい何をしたら罰金になるのでしょうか。

現在は解説者でもあり、トリノオリンピックの金メダリストでもある荒川静香さんのインタビューから、次のようなことが分かりました。

・キスアンドクライにはモニターが用意されていて、選手は自分がどのように映っているのかを確認できる。

・キスアンドクライでは、椅子に座らないと罰金を取られる決まりになっている。

なんと、椅子に座らないと罰金を取られてしまうのだそうです。

選手のみなさんなは当たり前のように椅子に座っていますから、座らないといけないという決まりがあるというのは気付きませんでした。

たとえ、ジャッジの得点に納得ができないからといって、途中で席を立ったりしてはいけない、ということのようです。

カメラに背を向けるという点に関していうと、見ているファンに対して失礼であること、そして得点を最後まで聞くというのは、ジャッジに対しての礼儀・作法でもあるようです。

そのような理由から、キスアンドクライでは座ることが決められていて、椅子に座らないと罰金を取られてしまうということなんです。

 

フィギュアスケートでキスアンドクライの意味や由来とは?

 

それではなぜ、得点を待つ場所をキスアンドクライと呼ぶのでしょうか。

テレビで見たことがある方は、キスアンドクライの様子をちょっと思い出してみて下さい。

得点が良ければ、選手とコーチがハグをして、海外の選手だったりすると頬にキスをする、といった光景を見たことがありませんか?

反対に、得点が思うように伸びなかった場合や、すでに演技で失敗してしまったことに対して悔し涙を流している選手も良く見かけると思います。

まさに、この様子を言葉で表したのが、「キスアンドクライ」なんです。

キスアンドクライについて調べていると、多くの方が「悔し涙」や「天と地」という表現を使っているのですが、私は「嬉し涙」や「感謝の涙」というのもあると思っています。

得点に関わらず、精一杯の演技をした、満足のいくものだったと選手が感じていれば、安堵感からも涙が溢れることもあると思いますし、キスアンドクライという場所では選手は多くを語ることはありませんが、その涙や表情一つを取っても、言葉にできない様々なドラマがある場所とも言えるのではないでしょうか。

 

キスアンドクライのルールや楽しみ方とは?

 

キスアンドクライには、先ほどお伝えした「椅子に座らないと罰金」というルール以外、特別なルールはないのではないかなと思います。

一般的には、選手と一緒にコーチが同席することが多いのですが、必ずしもコーチが一人というわけではないですし、振付師が同席することもあります。

そのあたりは特に決まりはないのかもしれませんね。

フィギュアスケートのコーチも、同時に複数の選手を担当していますから、滑走順によっては選手を送り出すためにリンクサイドにいることがあるため、キスアンドクライに同席できず、選手一人で座っていることもしばしば。

仕方のないこととはいえ、寂しくないのかな?って、心配になってしまいます(笑)

また、これはもしかしたら暗黙のルールなのかもしれませんが、オーバーリアクションをする選手も少ないように思います。

もしかしたら、意識的にそうしているのかもしれませんが、常に得点が良くても悪くても、それを真摯に受け止めて頷いているという選手が多いという印象です。

でも、テレビカメラに向かって、声は届かなくても「ありがとうございました」と言っていたり、手でハートマークを作るなどして、感謝の気持ちをテレビを見ている私たちにも届けてくれる選手もたくさんいます。

時には、自分の演技やジャッジの評価に納得できないといったこともあるでしょう。

それでもなんとか笑顔で手を振って応えようとする選手の姿勢には、頭が下がる思いです。

 

フィギュアスケートのキスアンドクライまとめ

 

フィギュアスケートのキスアンドクライについてご紹介してきました。

罰金のルールについては、ちょっとした豆知識として、お友達との会話のネタにしてみても面白いかもしれませんね。

ショートプログラムが終わったときのキスアンドクライでは、まだフリープログラムが残っているという緊張感からか、表情が引き締まったままなんですが、フリープログラムが終わったあとのキスアンドクライでは、ほっと一安心したような、そんな表情も見られる場所でもあります。

競技である以上、得点が全ての評価となってしまいますが、そこに至るまでのドラマも集約されているキスアンドクライ。

フィギュアスケートの演技を楽しんだ後も、キスアンドクライを是非見てみてくださいね。