ネイサンチェンはバレエ経験者?コーチ&ジャンプが凄いと言われる理由も

アメリカのフィギュアスケーター、ネイサン・チェン選手をご存知でしょうか?

10歳の時には全米選手権(ノービスクラス)で優勝し、天才少年とも言われていたネイサン・チェン選手。

シニアに移行してからも、国際大会の表彰台には常にネイサン・チェン選手の姿があるのでは?と思うほど、世界トップレベルの選手なんです。

ネイサン・チェン選手の特徴といえば、なんといっても5種類もの4回転ジャンプを跳ぶことができる技術とスケーティングです。

2018年8月時点のフィギュアスケートの世界ランキングでは、宇野昌磨選手をわずかに上回り1位を獲得したネイサン・チェン選手、その強さの秘訣はいったい何なのでしょうか?

ここでは、これまでのネイサン・チェン選手のプロフィールや経歴、そして、ネイサン・チェン選手の強さを引き出している二人のコーチについてご紹介したいと思います。

 

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ネイサンチェンはバレエ経験者?プロフィールや経歴も

 

それではまず、ネイサン・チェン選手のプロフィールについて見ていきましょう。

【名前】ネイサン・チェン(中国名:陳巍)

【生年月日】1999年5月5日

【出身地】ユタ州ソルトレイクシティ

【代表国】アメリカ合衆国

 

【経歴】

3歳の時に、初めてスケートリンクで滑ったというネイサン・チェン選手は5人兄弟の末っ子。

お兄さん2人はアイスホッケーを、お姉さん2人はフィギュアスケートをやっていたこともあって、スケートリンクは身近なものだったのかもしれませんね。

また、5歳の時からバレエ学校「バレエ・ウエスト・アカデミー」に通っていたというネイサン・チェン選手。

フィギュアスケートの基礎はクラッシックバレエであり、バレエの経験はフィギュアスケートにおける柔軟性や振り付けなどにも生かされているとインタビューで語っています。

なぜ、チェンという名前でありながらアメリカ国籍なのかというと、実はネイサン・チェン選手のご両親は20代の時、中国からアメリカに移住しているのです。

そのため、あまり表向きには呼ばれていませんが、中国名の陳巍(ちんぎ)という名前も持っています。

ご両親がアメリカに移り住んだ当時は生活も苦しく、お父様は仕事を得るためにアメリカで勉強し資格を取り、お母様は5人の子供の面倒を見ながら働くなど、とても大変な思いをしていたそうです。

そんな中、フィギュアスケートを続けさせてくれたご両親に感謝し、その想いを込めて滑っているというネイサン・チェン選手、両親思いの優しい性格も伺えますね。

それでは簡単に、2017-2018シーズンまでの主な成績を振り返ってみましょう。

●ノービス時代

2009-2010シーズン

全米選手権ノービスクラス金メダル

2010-2011シーズン

全米選手権ノービスクラス金メダル(2連覇)、ガルデナスプリング杯ノービスクラス金メダル

●ジュニア時代

2011-2012シーズン

全米選手権ジュニアクラス金メダル

2012-2013シーズン

ジュニアグランプリシリーズ初戦のオーストラリア大会金メダル(2戦目は怪我のため棄権)

全米選手権ジュニアクラス銅メダル

2013-2014シーズン

ジュニアグランプリシリーズ2戦ともに金メダル、ジュニアグランプリファイナル銅メダル

全米選手権ジュニアクラス金メダル、世界ジュニア選手権銅メダル

2014-2015シーズン

全米選手権シニアクラス8位

2015-2016シーズン

ジュニアグランプリシリーズ2戦ともに金メダル、ジュニアグランプリファイナル金メダル

全米選手権銅メダル

●2016-2017シーズンよりシニアへ移行

2016-2017シーズン

フィンランディア杯金メダル

グランプリシリーズ2戦目のNHK杯で銀メダル、グランプリファイナル銀メダル

全米選手権金メダル、四大陸選手権金メダル、世界選手権6位

2017-2018シーズン

USインターナショナルクラシック金メダル

グランプリシリーズ2戦ともに金メダル、グランプリファイナル金メダル

全米選手権金メダル(2連覇)、平昌オリンピック5位、世界選手権金メダル

参考 ネイサン・チェンWikipedia

 

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ネイサンチェンのコーチはだれでどんな人物?

 

それでは次に、ネイサン・チェン選手のコーチについて、見ていきたいと思います。

ネイサン・チェン選手は2011年からラファエル・アルトゥニアンコーチに指導を仰ぎ、そして2016年には振付師のマリナ・ズエワさんをコーチに迎えています。

それぞれどんな経歴を持ったコーチなのでしょうか、簡単にご紹介しましょう。

【ラファエル・アルトゥニアンコーチの経歴】

モスクワ出身のラファエル・アルトゥニアンコーチは、基礎を大事にした指導が特徴で、特にジャンプ指導に定評があります。

現在は奥様のヴェラ・アルトゥニアンさんと一緒にコーチを務めているそうです。

●過去に指導した主な選手

ミシェル・クワン、浅田真央

ジェフリー・バトル

●現在指導している主な選手

アシュリー・ワグナー、アダム・リッポン

【マリナ・ズエワコーチの経歴】

モスクワ出身のマリナ・ズエワコーチは、アイスダンスの振付師としても有名で、テッサ・ヴァーチュ&スコット・モイヤ、メリル・デイヴィス&チャーリー・ホワイト、といった2組のアイスダンスのペアをオリンピックの金メダリストに育てたコーチでもあります。

●過去に指導した主な選手

サーシャ・コーエン、安藤美姫、中野友加里

パトリック・チャン(2018年4月引退)

村元哉中&クリス・リード(2018年8月ペア解消を発表)

●現在指導している主な選手

マイヤ・シブタニ&アレックス・シブタニ、本田真凜

参考 フィギュアスケート コーチ紹介JSPORTS

【ネイサン・チェン選手、大学進学でコーチが変わる?】

2018年8月、ネイサン・チェン選手は大学進学のため、これまでトレーニングを続けてきたカルフォルニア州からエール大学のあるコネチカット州ニューヘブンに移住することになりました。

大学にはフルタイムで通いながら、近くのスケートリンクでトレーニングを続けるそうですが、移住することによってコーチが変わるのかちょっと気になりますよね。

ネイサン・チェン選手曰く、ラファエル・アルトゥニアンコーチとの関係は変わらず、移住先でのコーチを探す予定もないとのこと。

ラファエル・アルトゥニアンコーチに来てもらったり、ネイサン・チェン選手がカルフォルニアに通うなどして、大学のスケジュールを見ながら調整していくことになりそうです。

参考 フィギュア世界王者が統計学と医学を。ネイサン・チェン、エール大入学へ。NumberWeb

 

ネイサンチェンがジャンプ含め凄いと言われる理由も

 

それでは最後に、ネイサン・チェン選手のジャンプや演技が凄いと言われる理由について、見ていきたいと思います。

ネイサン・チェン選手は前向きに踏み切るアクセルジャンプ以外の、5種類の4回転ジャンプを試合で成功させているんです。

難易度が高い順に言うと、ルッツ、フリップ、ループ、サルコウ、トウループとなります。

他の選手と比較してみると、羽生結弦選手が試合で成功させた4回転ジャンプは、ルッツ、ループ、サルコウ、トウループの4種類で、宇野昌磨選手が試合で成功させた4回転ジャンプは、フリップ、ループ、サルコウ、トウループの4種類です。

ボーヤン・ジン選手も4回転ルッツ跳ぶ選手のひとりですが、ルッツの他に跳ぶことができる4回転ジャンプはサルコウとトウループなので、全部で3種類なんですね。

こうして見ると、5種類の4回転ジャンプが跳べるということがいかに凄いことなのかが分かるのではないかと思います。

ネイサン・チェン選手は幼いころに体操やバレエで培ってきた瞬発力が、ジャンプにも生かされていると自己分析しています。

また、ジャンプだけではなく、スピンやステップといったところでも、最高難度のレベル4を獲得できる技術を持っているネイサン・チェン選手は、総合的なスキルが高い選手と言えるのではないでしょうか。

そんな実力のあるネイサン・チェン選手ですが、メダルを期待された2018年の平昌オリンピックのショートプログラムでは、3つのジャンプ全てでミスが出てしまい、17位と大きく出遅れてしまいました。

本来のネイサン・チェン選手であれば、表彰台は確実だったはずなのですが、ショートプログラムの前は、とにかくすべてのことが怖くて、自信のない状態で本番を迎えてしまい、緊張で体が思うように動かなかったのだそうです。

しかし、フリープログラムのネイサン・チェン選手は違いました。

6本も4回転ジャンプを成功させて、フリープログラムの技術点は歴代1位となる127.64点を獲得、フリープログラムだけをみると全体で1位の成績だったんです。

ショートプログラムでの出来事はすべて忘れて、フリープログラムは完全に新しい試合のスタートだという気持ちで臨んだというネイサン・チェン選手。

気持ちの切り替えとは良く言いますが、そう簡単にできることではないと思いますし、メンタルの強さもネイサン・チェン選手の実力を支えている大きな要素なのかもしれませんね。

参考 平昌の5位から、ミラノで世界王者へ「五輪のミスは永久に忘れない経験」キャノン・ワールドフィギュアスケートウェブ

 

ネイサンチェンまとめ

 

アメリカのフィギュアスケーター、ネイサン・チェン選手についてご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?

数々の大会でメダルを獲得しているネイサン・チェン選手ですが、過去には怪我による世界選手権の欠場、オリンピックという舞台では緊張感からミスをしてしまいメダルを逃すという苦い経験も持っています。

そうした経験があるからこそ、自分の内面と向き合い、メンタルもスケーティング技術も向上していくものなのでしょうね。

アメリカのフィギュアスケートを牽引する一人としても、今後の活躍が期待されるネイサン・チェン選手、ぜひ注目してみて下さいね。

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