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鏡餅を想像してみて下さい。
平べったい二段重ねのお餅の上に小さなみかんが一つ。
実は、この鏡餅の上のみかんは間違いで、本来は別の果物を乗せるというのは意外と知られてないようなんですよね。
そう、あれってみかんじゃなくて、橙(だいだい)っていうみかんに似た果物なんです!
橙は大きいので、現在では小さなみかんを乗せるおうちも多いみたいですが、橙を乗せるのにはちゃんとした意味があるのです。
なぜ橙なのか調べてみましょう。
鏡餅に乗せるのはみかんじゃない?その由来や意味とは?
そもそも、お正月というのは年神様を家に招き入れて過去1年の感謝とこれから先1年の豊作を願う行事で、その年神様へのお供え物がとれたもち米を使って作った鏡餅です。
鏡餅には橙(だいだい)と干し柿を一緒に供えるのが一般的で、それぞれに意味があります。
鏡餅は、古来より神が宿るとされる青銅鏡がモチーフとされ、他にも円い形が「円満」、重ねることで「幾重にも」といった謂れがあります。
干し柿は、喜びが来る「喜来(かき)」と掛けてあります。
そして橙もみかんでは代用できない、ちゃんとした理由があるのです。
橙はむかしむかし、中国から不老不死の果物として持ち帰られ天皇に献上されたという説もあります。
どんなに大きな実がなっても決して落とさない力強い橙の木を家に例え、代々(橙)続く家の繁盛と、たくさんの実を落とさずブリブリつける様子に、子孫繁栄の願いを込めています。
それに橙の実はずっと飾っておくと、オレンジ色からまた緑色に戻るそうです。
それも橙を使うようになった由来かもしれません。
こうしてみると、鏡餅の上に乗せるのがみかんじゃなくて、橙になった理由がよくわかりますね。
鏡餅に乗せる橙(ダイダイ)やみかんは食べるものなの?どのように食べたらいい?
飾り終わった後の鏡餅は、神が宿ったおもちとして、家族みんなで分けて食べるのが普通です。
橙も食べられなくはないですが、種が大きくてみかんほど甘くはありません。
でも、捨ててしまうのはせっかくの縁起物でもったいないので、果汁を絞ってソーダ割りにしたり、お酒で割ったりするといいと思います。
また、ドレッシングの素材に使うのもおすすめです。
橙の代わりとして鏡餅の上に乗せたみかんは、そのまま食べることが多いかもしれません。
現在は、どちらかというと小さめのみかんを鏡餅の上に乗せるお家が多く、橙を乗せるお家の方が少ないかもしれませんね。
鏡餅に乗せる橙(ダイダイ)やみかんを食べない場合はどうしたらいい?
飾り過ぎてしまったりして食べない場合や、果汁を絞ったあとは、ネットに入れてお風呂に浮かべ、柚子風呂ならぬ橙風呂を楽しんでみて下さい。
とってもいい香りで癒され、血行も良くなってポッカポカになりますよ。
冬のお風呂には最高です。
湯冷めもしにくいのでおすすめです。
鏡餅の上のみかんまとめ
いかがでしたでしょうか?
橙はたくさんの意味を持つ縁起物でした。
橙は実自体が大きいので、どうしてもみかんで代用をしてしまいがちです。
でも、今年は私も大きな鏡餅を作って橙をのせて、福を呼び込んでみようと思います。