フィギュアスケートのルール男子&女子のショートとフリーの違いと基礎知識

みなさんは、フィギュアスケートのルールをご存知でしょうか?

一口にフィギュアスケートといっても、男子シングル、女子シングル、ペア、アイスダンスの4種類があって、ルールもそれぞれ異なります。

そのルールが意外と細かくて、ジャンプやスピンなども、実は決められた回数の中で選手は演技をこなしていて、基礎点と出来栄え点(GOE)の合計点で競っているんです。

でも、そのルールを全て把握するのは大変ですし、文字だけで見ると余計に難しそうに感じるのではないかと思います。

そこでここでは、男子シングルと女子シングルで行われるショートプログラムとフリープログラムについて、フィギュアスケート初心者の方にも分かりやすくお伝えしていきたいと思います。

ルールが分かると、より楽しく見ることができますので、ぜひ覚えてみてくださいね。

※2018/2019シーズンのルール改正版でお届けします。

 

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フィギュアスケートのルールでショートとフリープログラムの違いとは?

 

それではまず、フィギュアスケートの男子シングル、女子シングルにおけるショートプログラムとフリープログラムの違いについて見ていきましょう。

と、その前に、そもそもどういった流れで試合が行われているの?と思う方もいるかもしれませんので、簡単に試合の流れについてご説明したいと思います。

シングル競技では、ショートプログラムの得点と、フリープログラムの得点を合わせた総合得点で、その大会の順位が確定します。

また、ショートプログラムとフリープログラムの演技は、同じ日に行うことはありません。

そのため、フィギュアスケートの大会日程の多くは3日間設けられていて、ショートプログラムを行った翌日にフリープログラムを行うなど、日程の調整が行われています。

シングル競技のほか、ペアやアイスダンスなどもそれぞれ2種目行いますので、フィギュアスケートの大会は意外と長丁場になっているんです。

 

では、試合の簡単な流れが分かったところで、本題に入りたいと思います。

まず、ショートプログラムは略してSP(Short Program)フリープログラムはFS(Free Skating)と表記されることがあります。

フリープログラムの正式名称は『フリースケーティング』なんですが、元々は自由な演技とされていたこともあって、日本ではフリープログラムという呼び方が定着しているようです。

実際には、ショート、フリーと略して言うことが多いので、あまり気にしなくても良いのではないかなと思います。

ショートとフリーの大きな違いは演技時間の長さで、次のようになっています。

【ショートプログラム】

2分40秒±10秒

【フリープログラム】

4分00秒±10秒

 

【2018/2019シーズンルール改正】

2017/2018シーズンまでは、男子シングルのフリープログラムは4分30秒±10秒だったのですが、2018/2019シーズンからは30秒短縮されて、男子シングル・女子シングルともにショートとフリーの演技時間が同じになりました。

そのため、男子シングルの演技項目についても、いくつか変更されたところがあります。

それではショートとフリーの違いについて、それぞれ詳しく見ていきましょう。

 

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フィギュアスケートのルール男子&女子のショートプログラムの基礎知識

 

それでは次に、ショートプログラムについてもう少し詳しく見ていきたいと思います。

ショートプログラムには、決められたジャンプ構成を跳ばなければいけないというルールがあります。

ジャンプは3回行いますが、全て違う種類のジャンプを跳ばなければいけません。

また、ジャンプを跳べるのは3回までと決められているので、ジャンプの種類を変えたとしても跳び直すということができず、ミスをしてしまった場合には大きく減点されてしまうことになってしまいます。

 

それでは男子シングル、女子シングルのショートプログラムの必須項目をそれぞれ見ていきましょう。

【男子シングル】

1.2回転以上のアクセルジャンプを1回

2.単独の3回転または4回転ジャンプを1回

3.2.の単独のジャンプとは異なる種類のコンビネーションジャンプを1回

4.フライングスピン

5.フライングスピン以外の単一姿勢による1回のみの足換えありのキャメルスピンまたはシットスピン

6.1回のみの足換えありのスピン・コンビネーション

7.ステップシークエンス

 

【女子シングル】

1.2回転以上のアクセルジャンプを1回

2.単独の3回転または4回転ジャンプを1回

3.2.の単独のジャンプとは異なる種類のコンビネーションジャンプを1回

4.フライングスピン

5.フライングスピン以外の単一姿勢によるレイバックスピン/サイドウェイズ・リーニング・スピンまたは足換えなしのシットスピンまたはキャメルスピン

6.1回のみの足換えありのスピン・コンビネーション

7.ステップシークエンス

 

【ショートプログラムまとめ】

男子女子ともに、7つの演技をすることが決められています。

1番から7番の順番通りに行う必要はなく、コンビネーションジャンプを最初に跳ぶ選手もいれば、アクセルジャンプを最後に跳ぶ選手もいますので、演技構成は自由に変えることができます。

ですが、ジャンプは3回までしか跳ぶことができませんので、2つのジャンプを組み合わせるコンビネーションジャンプの2つ目を跳ぶことができずに、結果的に3回転の単独ジャンプが2回になってしまったからといって、もう一度コンビネーションジャンプを跳ぶということができないのです。

ただし、最初にコンビネーションジャンプを跳ぶはずだったものが単独の3回転ジャンプになってしまった場合、次に予定した単独の3回転ジャンプに2つめのジャンプを組み合わせることで、コンビネーションジャンプにすることは可能です。

ショートプログラムにおける唯一可能なリカバリー方法ですね。

ジャンプの種類も難易度によって6種類あるのですが、単独のジャンプとコンビネーションジャンプの種類を変えないといけないので、難易度が高く基礎点が高いジャンプを多く跳べる選手が有利になってきます。

また、アクセルジャンプは2回転以上と決められていますので、ジャンプの途中で姿勢が乱れて1回転のシングルアクセルとなってしまった場合には、ジャンプの基礎点がもらえず0点になります。

 

【2018/2019シーズンルール改正】

これまでは、演技後半に跳んだジャンプの全てに1.1倍が加算されていましたが、ショートプログラムでは3回のジャンプのうち、最後に跳んだジャンプのみ基礎点が1.1倍になります。

 

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それでは最後に、フリープログラムについて詳しく見ていきましょう。

フリープログラムもショートプログラムと同様に、決められた要素があります。

同じジャンプの種類を繰り返せるのは2回まで、といったルールはありますが、ショートのようにどのジャンプを1回といった限定されたものがないので、決められた回数の中でジャンプのミスをリカバリーすることが可能になってきます。

とはいえ、練習ではできていたものが本番でミスをしてしまうと、どこでリカバリーすれば良いのかをとっさに判断できる選手も少ないので、そう簡単にいかないのが現状ですね。

 

それでは男子シングル、女子シングルのフリープログラムの演技項目を見ていきましょう。

【男子および女子シングル】

1.アクセルジャンプ1回を含む合計7回のジャンプ
(コンビネーションジャンプまたはジャンプシークエンスは最大3回まで)

2.スピン・コンビネーション、フライングスピンまたはフライングエントランスのスピン、単一姿勢のスピンの合計3回

3.ステップシークエンス

4.コレオグラフィック・シークエンス

 

【フリープログラムまとめ】

フリープログラムでは12個の演技項目があり、演技をする順番は自由に決めることができます。

ルール改正により、男子シングルの演技時間が30秒短縮されて4分±10秒となり、ジャンプの回数も8回から7回となったため、女子シングルと同じ項目になりました。

ソロジャンプの回転数に制限はなく、ショートのようにミスをしてシングルジャンプになってしまっても、基礎点は少ないですが0点になることはありません。

ただし、ミスをした上に転倒をしてしまった場合には、転倒による減点もされてしまうので、限りなく0点に近い点数になってしまうこともあります。

そして、ダブルアクセルを含むダブル(2回転)ジャンプは2回を超えてはならず、3回転および4回転ジャンプのうち、2種類のみを2回行うことができます。

2種類の繰り返しのうち、同じジャンプの種類で単独の3回転と単独の4回転を跳んだ場合には、異なる2つのジャンプを跳んだという判定になります。

また、同じ種類で同じ回転数のジャンプを2回繰り返す場合には、どちらか1回をコンビネーションジャンプにする必要があります。

例)
1回目に3回転ルッツを跳んで、2回目に3回転ルッツを跳ぶ場合には、コンビネーションジャンプである必要があります。(4回転ジャンプも同様)

もし、2回目に試みたコンビネーションジャンプをミスしてしまって単独のジャンプになってしまった場合には、2回目の同じ種類の単独ジャンプということで「+REP(繰り返し)」という判定になり、基礎点の70%しかもらうことができません。

 

【2018/2019シーズンルール改正】

これまでは、演技後半に跳んだジャンプの全てに1.1倍が加算されていましたが、フリープログラムでは7回のジャンプのうち、最後の3つのジャンプの基礎点が1.1倍になります。

そして、男子も女子と同じように演技時間が30秒短縮されて4分±10秒となったことで、ジャンプの回数が8回から7回に減ったというのが大きな変更点です。

選手にとってはジャンプの回数が減ったということよりも、演技時間が短くなったことで、全ての演技構成をこなすことの方が大変なようです。

また、4回転ジャンプについても制限ができて、同じ種類の4回転のソロジャンプを2回跳ぶことができなくなり、同じ種類の4回転を2回跳ぶ場合には、1回はコンビネーションジャンプにする必要があります。

そのため、4回転ジャンプを多く跳びたいと思ったら、違う種類の4回転ジャンプを跳ばなければならないので、さらに高度な技術が求められることになりました。

また、3連続ジャンプを行う際に、3連続の中間のジャンプに使われていた1回転ループの半分のハーフループというものがありましたが、新たにシングルオイラー(表記:1Eu)というジャンプが加わっています。

 

【ジャンプとスピンの見分け方】

フィギュアスケートを見ていても、ジャンプの見分けが付かないと思っている方も多いのではないでしょうか。

そこで、ジャンプとスピンの種類を分かりやすく解説された動画がありますので、ご紹介したいと思います。

元フィギュアスケーターが実際に演技をしている、とても分かりやすい動画になっていますので、興味のある方はぜひご覧になってみてくださいね。

参考 村主章枝によるジャンプの基本紹介キャノン・ワールドフィギュアスケートウェブ 参考 太田由希奈によるスピンの基本紹介キャノン・ワールドフィギュアスケートウェブ

 

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まとめ

 

フィギュアスケートの男子シングルと女子シングルにおける、ショートとフリーの違いやルールの基礎知識についてご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?

決められた時間の中で、決められた演技構成を行っているというのが、お分かりいただけたのではないでしょうか。

失敗したらもう一回跳べばいいじゃない?と思ったこともあるかもしれませんが、それができないケースもあるんですね。

初心者の方にも分かりやすいよう、2018/2019シーズンのルール改正については省略してお伝えしていますが、テレビ観戦をする上では十分ではないかなと思います。

ぜひ、フィギュアスケートシーズンでテレビ観戦をする際には、参考にしてみてくださいね。

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