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12月に入ってスーパーでもおせち料理の食材をちらほら目にする時期になりました。
おせちを家で作る文化も元旦から営業を始める店が増えたり、どこかから取り寄せたり注文したりして簡単に済ませる家庭が多くなってきています。
でも、日本古来の文化や我が家のおせち料理をこれから親元を離れる娘にはぜひ伝授しておきたいですよね。
家庭の味を伝えるいい機会でもあるので、今年の年末は謂れや由来を考えながら一緒に作ってみましょう。
おせち料理の中身それぞれの意味とは?起源や由来も
「おせち料理」の起源は遥か昔の弥生時代。
季節のたびごとに収穫した作物を神様に供えて感謝し、そのお供え物を使って作ったのがおせちのはじまりと言われています。
それが、江戸時代に中国文化の影響をうけて一年の始まりに「おせち料理」を食べる風習が日本中に広まりました。
おせち料理の中身は健康や豊作、子孫繁栄に由来するものが多く、食材の名前をもじったものや食材そのものの見た目を縁起物に見立てたり、なかなかユーモアがきいていて興味深いです。
例えば、有名なところでいうと黒豆は”マメになるように”、昆布は”喜コブ”、エビは”腰が曲がるまで健康で長生きできるように”の意味があります。
また、数の子は子孫繁栄、ぶりは大きくなるたびに名前が変わるので出世を願う縁起物です。
おせち料理の盛り付け方は?重箱の意味も
おせち料理を重箱に入れるようになったのは、ここ70年ぐらいのことです。
地方によって多少の違いはありますが、盛り付け方や中身もおおよそ決まっています。
五段がさねの重箱の場合、一の重は祝い肴の段で酒の肴になるような数の子、黒豆、田作りなどを入れます。
二の重は口取り・酢の物。
なますやかまぼこ、伊達巻、栗きんとんなどです。
そして、三の重には海鮮系の焼き物。
与(四)の重には煮物を入れます。
五の重は控えの重で好きなものを入れたり、幸せが舞い込んで来るように中身を空にしておく風習のある地方もあるようです。
最近は五段重ねまで作る家庭は少なく、三段重ねになると一の重が祝い肴と口取り、二の重に酢の物・焼き物、三の重に煮物となります。
また重箱にも幸せが何重にも積み重なって行きますようにという意味もあります。
おせち料理を手作りするわが家の人気はレシピはこれ!
我が家のおせち料理のおすすめレシピは栗きんとんです。
みんな栗きんとんが大好きなので、毎年栗きんとんだけは大量に作ります。
作り方は、まず、なるべく甘そうなさつまいもを選びます。
銘柄でいうと、安納芋やシルクスウィートなどがおすすめです。
まずさつまいもを洗って皮のまま4~5cmくらいの輪切りにして、アクを抜くため5~15分水につけます。
市販のものはクチナシの実で色付けされていて綺麗な黄金色をしていますが、家庭で手作りして食べるならこれで十分です。
それを蒸し器で竹串があまり力を加えなくても貫通するぐらいの柔らかさまで蒸し、熱が冷めないうちに皮をむいてこし器でこします。
出来上がった芋を鍋に移して少量の水と栗の甘露煮の汁を入れて好みの甘さ、やわらかさを調整します。
我が家はここで二等分にして一方には抹茶の粉を少量いれます。
すると、綺麗な若草色になり、盛り付けた時とても見栄えがいいのでぜひ試してみて下さい。
最後に、小分けにして栗を真ん中において完成です。
まとめ
こうやって、「おせち料理」を改めて見直してみると、重箱から中身まで全てに謂れがあり年の初めの縁起物ですね。
幸せな年を過ごせない訳がないという気分になってきます。
この日本の素晴らしい文化を次の代、そのまた次の代へぜひ伝えて行きたいですね。