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バレーボールも2017年シーズンに入り、全日本男子・女子ともに新監督が就任、2020年の東京オリンピックに向けてチームの強化が求められています。
先日行われた世界選手権2018の男子アジア最終予選では、見事4戦全勝。
全日本男子チームは、2大会ぶりに世界選手権出場の切符を手にしました。
バレーボールには世界選手権を含めて、ワールドグランドチャンピオンズカップ(通称グラチャン)、男子ではFIBVワールドリーグ、女子ではFIBVワールドグランプリなど、様々な大会が行われています。
似たような名前の大会が多くて、どの大会がどれほど重要なのか、分かりにくいと思いませんか?
そこで、バレーボールの3大大会と呼ばれている「世界選手権」「オリンピック」「ワールドカップ」について、詳しく見ていきたいと思います。
バレーボール三大大会の1つ世界選手権とは?
まず、世界選手権について見ていきましょう。
この世界選手権は、国際バレーボール連盟が主催する世界大会で、最も伝統のある大会と言われています。
国際バレーボール連盟が初めて作った大会なんだそうです。
俗に、「世界バレー」と呼ばれているこの大会は、男子は1949年から、女子は1952年から開催されています。
バレーボールがオリンピックの正式種目となった1966年からは4年に一度、オリンピックの中間の年に開催されるようになりました。
それまでは、世界選手権が世界一を決める大会とされていたのですが、オリンピックでバレーボールが行われることにより、世界選手権は次のオリンピックに向けての重要な前哨戦という意味合いが強くなったそうです。
来年行われる世界選手権2018は、2020年の東京オリンピック前の前哨戦ということになりますね。
また、2014年大会からビデオ判定による「チャレンジシステム」が導入。
しかし、ボールのイン・アウト、ブロックをした手にボールが触れたか触れなかったか、そういったことを会場内のモニターでも確認するため、試合が中断してしまうことに対しての疑問の声が多く上がり、話題にもなりました。
世界選手権の出場枠は、開催国と前回大会の優勝国がシード権を得ることができます。
その他、各大陸で行われる予選会を勝ち抜いたチームが出場することができ、予選会に出場できるチームはFIBVランキングを元に決定されることとなっています。
女子の世界選手権2018は日本で開催されるため、全日本女子チームはすでに世界選手権への出場の権利を得ています。
世界選手権2018の男子大会は2018年9月10日から30日まで(開催国:ブルガリア・イタリア)、女子大会は2018年9月30日から10月21日まで行われます。
バレーボール三大大会の1つオリンピックとは?
次に、バレーボール3大大会の二つ目、オリンピックについて見ていきたいと思います。
国際バレーボール連盟主催の公式戦の一つで、1964年の東京オリンピックからバレーボールが正式種目となりました。
オリンピックにはスキージャンプやスノーボード、フィギュアスケートなどが行われる冬のオリンピックと、陸上や体操、水泳などが行われる夏のオリンピックがありますよね。
バレーボールは夏のオリンピックで行われるというのは、みなさんご存知の通りです。
女子の団体種目として、最初にオリンピック競技に採用されたのが、このバレーボールなんだそうですよ。
1964年の東京オリンピックと1976年のモントリオールオリンピックでは全日本女子チームが、1972年のミュンヘンオリンピックでは全日本男子チームが金メダルを獲得したことから、バレーボールは日本のお家芸と呼ばれていたそうです。
しかし、90年代以降は男女ともに、全日本のバレーは世界のトップクラスから離されているという状況にあります。
昨年のリオデジャネイロオリンピックでは、全日本男子は出場が叶わず、全日本女子はオリンピックに出場したものの、勝ち進むことができませんでした。
こうしたことからも、世界の壁は高いということが良く分かります。
2大会ぶりに世界選手権への出場を決めた中垣内祐一新監督率いる全日本男子、現在行われているFIBVワールドグランプリ予選ラウンドでは、4勝2敗と決勝ラウンド進出に王手をかけている中田久美新監督率いる全日本女子。
2020年の東京オリンピックでの活躍を期待して、これからも注目していきたいと思います。
バレーボール三大大会の1つワールドカップとは?
バレーボール3大大会の三つ目、最後にご紹介するのはワールドカップです。
男子は1965年に、女子は1973年に第1回大会が開催されました。
ワールドカップもオリンピック同様、4年に1度に行われます。
1977年に日本で開催されたワールドカップはフジテレビが独占放送、イメージキャラクターの「バボちゃん」なども登場しました。
この年の大会では、全日本男子が準優勝、全日本女子が優勝という好成績を収め、興行的にも成功をしたことから、以降、ワールドカップは毎回日本で開催されています。
そして、1991大会からはオリンピックの前年に行われることになったこのワールドカップ。
上位3チームにはオリンピックの出場資格が与えられるようになったことから、事実上の「世界予選大会」という位置づけとなりました。
それまでは、オリンピックや世界選手権と比べて、メジャーな大会ではなかったワールドカップでしたが、オリンピック出場をかけた戦いとなったことで注目度が増したそうです。
やはり、オリンピックというのは選手にとってもファンにとっても、特別なものなんですね。
2015年大会からはオリンピック出場枠がワールドカップの上位2チームまでと縮小されたということで、オリンピックへの道はより厳しいものとなったようです。
そして、バボちゃんと一緒に大会を盛り上げるサポーターとして思い浮かぶのは、ジャニーズ事務所の新人アイドルグループなのではないでしょうか。
中継のテーマソングを歌うことが恒例となっていますよね。
注目度の高いワールドカップに、これから売り出したいアイドルグループを出演させることで、認知度を上げる相乗効果を期待していることが伺えます。
ただ、試合の放送中にもサポーターの応援席が頻繁に映し出されるので、純粋にバレーボールを見たいファンを代表して言わせていただくと、もう少し控えめにしていただけるとありがたいかなと思います。
最後に、ワールドカップの出場枠についても触れておきましょう。
ワールドカップに出場できるのは、開催国の日本を含め、前年開催の世界選手権優勝国、さらには5大陸で行われる予選会の上位2チームの合計12ヶ国。
予選会が行われる5大陸は、北中米、南米、アフリカ、ヨーロッパ、アジアとなっています。
全日本男子、全日本女子ともに、30年以上メダルから遠ざかっているので、2019年のワールドカップでは是非とも全日本のメダル獲得を期待したいですね。
まとめ
バレーボールの3大大会と言われる、世界選手権、オリンピック、ワールドカップについてご紹介をしてきましたが、いかがでしたでしょうか?
3大大会と呼ばれるだけあって、どれも重要な大会で、世界選手権もワールドカップも、オリンピックを見据えた大会であることが分かりました。
これらの大会に出場するために、世界最終予選などが各地で繰り広げられているんですね。
今後の予定をおさらいすると、2018年に世界選手権、2019年にワールドカップ、そして2020年の東京オリンピックということになります。
注目する選手を見つけて、みなさんも全日本チームを応援していきましょう!