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臭い銀杏の下処理簡単に出来る方法は?食べ過ぎると中毒になる!?

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秋の味覚の1つに銀杏がありますね。茶碗蒸しに入っていたり、料理に使われていると秋を感じます。

我が家にも大きなイチョウの木が2本あるので毎年銀杏を拾って、銀杏ご飯にして美味しく頂いてます。

ただ、この銀杏、食べられる状態になるまでには結構大変な作業があるのですよね。

過去最高バケツ16杯以上拾った銀杏の実を、一人で処理してきた私なりの秘策をお伝えしたいと思います。

因みに2015年の秋には、バケツ13杯もの銀杏の実を拾いました。
(銀杏農家ではなくて、父が無類の銀杏好きで植えたイチョウの木があるだけですのであしからず。)

銀杏の処理の仕方いろいろ

銀杏が落ちているのをみたことあるでしょうか?

硬い時はいいのですが、実が腐ってくるとものすごい異臭がします。とにかく臭いです。

しかも素手で触るとかぶれるので危険です。

銀杏を扱うときには、必ず長ゴム手袋を着用しないと大変なことになりますからご注意くださいね。

数えられるくらい少しの銀杏の実の処理は、ペットボトルがオススメです。

500mlの空いたペットボトルに銀杏の実を10粒ほど入れて、水を少し入れてシャカシャカ振るだけです。

振ることによって中で摩擦が起こって実と種が分離するので、ペットボトルから種と実を取り出します。

取り出した種をミカンの入っていたネットや排水口ネットなどに入れて、長ゴム手袋で挟んで、同士をゴリゴリすり合わせるような感じで種についた実をこそげ落とします。

流水で綺麗に洗ってから新聞紙などを引いたカゴに広げて乾燥させればオッケーです。

量が多い場合には、土に埋めて実を腐らせて種だけ取り出すという方法や水に2日ほどつけた後に、ザルを使ってお米を洗う要領で、数回水を取り替えながら、銀杏を洗って、オレンジの果肉を取り除く方法もあります。

どの方法を使う場合でも、長ゴム手袋は必須なので忘れずに用意しましょうね。

後、本当に半端なく臭いので、屋外で作業するのを強くオススメします。

私自身は、上記方法をアレンジして、より負担の少ない効率良く出来るやり方で行っています。

とっておきの秘訣!?があるので、引き続きお読みくださいね。

杏華流、大量にある銀杏の実の処理の仕方

必要なもの:長ゴム手袋、洗濯ネット(大、小あるといい。玉ねぎとミカンが入っていたネットでも代用可です。)、バケツ(銀杏の実の量に応じて)、ザルまたは水切りの付いたオケ 

拾った銀杏の実をバケツに入れて水に浸して、2日ほど置いて銀杏の実を腐らせます。

銀杏の実が、実と種が簡単に剥がれる場合なら取ってきてすぐでも大丈夫ですが、実がまだ硬いものが混ざっていると二度手間になるので、作業を出来るだけ一辺に終わらせたいので、私自身は2日は置くようにしています。

処理作業すると全身銀杏の腐敗臭!?がどうしても付いてしまのもあって、一気に作業するようにしています。

我が家には、外に作業用の洗い場もあるので便利です。ない場合は大きめのタライやバケツで代用も可です。

実が柔らかくなった銀杏を、洗濯ネット大にバケツ1杯くらい入れてチャックを閉めます。
(洗濯ネットは1年に一度この時期に新調して、古く捨てる分の洗濯ネットを活用しています。目の細かいものの方がいいです。洗濯ネット大くらいの大きさでバケツ1杯の銀杏の実が丁度入ります。)

洗濯ネット越しに長靴を履いた足の裏で、ゴロゴロと軽く踏みながら微妙な足加減で、銀杏の実と種を分離させていきます。

決して体重をかけて踏みつけてはダメですよ。そんなことしたら種が潰れてしまいますからね。

足の裏で優しく擦るように撫でるようにすると、種の凹凸が意外とよく分かります。

まんべんなく種と実が分離できたら、洗濯ネットのチャックを開けます
実と種と綺麗に分離していますので、種だけを取り出し、別のバケツに入れていきます。

以前は水を差しながら、浮いてきた実を取り除いていたのですが、種だけを取り出したほうが効率よかったので、今は種だけを取り出すようにしています。

種が取り出せたら、洗濯ネットに残った実の水分をよく絞って、捨てる用のバケツもしくは新聞紙を中に敷いたゴミ袋に入れます。

取り出した種を別の仕上げ用の洗濯ネット(小分けにしたほうがいいので小さい洗濯ネットでいいです)に入れて長ゴム手袋で種同士を擦るようにして、種にまだ付いている実をこそげ落とします。

この作業をプラスすると種の臭いが軽減しますし、出来上がりが綺麗なので面倒でも行うといいです。

充分こすり合わせたら、洗濯ネットから種をザルまたは水切りのあるオケに移して流水で綺麗にすすぎます。P1000136
水が透明になったら、広げておいた新聞紙の上や新聞紙を引いたザルの上に種を広げて乾燥させます。

天気が良ければ、2、3日ほど干しておけば充分乾燥すると思います。

どうしても手を酷使する作業なのですが、足も使うことによって手の負担を出来る限り少なくしているので、右手に腱鞘炎持ちの私でも大量の銀杏の実の処理が出来ています。

そして、洗濯ネットを使うとチャックを閉めれるので、足でゴロゴロしても実が出ることが無いですし、種を取り出した後の実の水切りが楽にできるのでかなりオススメですよ。

使った洗濯ネットはそのままゴミとして、最後まで有効活用してます。

銀杏を簡単に美味しく食べる方法

銀杏の量ややりやすい方法でお召し上がりください。

★電子レンジを利用する場合★

茶封筒に銀杏を10粒ほど入れて、平らにし、封筒の口を2~3回ほど折って10秒ずつ様子を見ながら20~30秒ほど加熱します。爆発する手前で止めてくださいね。(1分とか一気にかけてしまうと、種が爆発することがあるのでご注意くださいね。)

レンジから出して、タオル等の上にのせて熱いので直接手で触れないようにしながら底の厚い瓶やあればトンカチで軽く割れ目を作って、中の実を取り出します。

★フライパンを利用する場合★

銀杏をフライパンに入れて、弱火で揺すりながら焦がさないように炒ります。

はで出す手前で止めて、タオル等の上にのせて熱いので直接手で触れないようにしながら底の厚い瓶やあればトンカチで軽く割れ目を作って、中の実を取り出します。

★トンカチなどで割る場合★

割り箸を2膳用意して、割り箸の側面を合わせて細つぼみの方を輪ゴムで止めます。輪ゴムで止めてない側に銀杏を割り箸の間に銀杏の角(尖った部分)が上に向くように挟んで、タオルの上に置いてトンカチなど硬いもので角を叩きます。

面白いように割れますので、大量に割りたい時にはオススメです。

★キッチンバサミで割る場合★

キッチンバサミの握る手とハサミの間にあるギザギザのくぼみに銀杏の殻の角ばった部分を固定して、加減しながら力を加えて割ります。

因みに、取り出した銀杏には薄皮が付いていますけれど、お湯でゆがくとツルンと簡単に剥けますので無理に生のまま取ろうとするよりオススメです。

取り出した実は、お好みの方法でお召し上がりください。

我が家では、父が銀杏大好きなので、ご飯より銀杏の方が多くない?くらいゴロゴロ銀杏の入った銀杏ご飯だったりするのですが、アレルギー性がありますので、くれぐれも食べ過ぎにはご注意くださいね。

銀杏の中毒に関して

銀杏を一度に多く食べると、おう吐、下痢、呼吸困難、けいれんなどを起こすこともあり、ひどい場合にはふらつき・痙攣・呼吸困難・意識消失・ショックなどを引き起こし最悪の場合、死に至ることもあるそうです。

ビタミンB6は、脳内の神経伝達物質の生成に重要な役割を担っているのですが、ギンナンには、ビタミンB6と構造の似た4′-メトキシピリドキシンを含んでおり、摂取するとビタミンB6の働きを阻害し、数時間のうちにビタミンB6欠乏症となり、中毒になると考えられています。

 ☆中毒が起きる量の目安☆
      小児 =  7粒以上
      成人 = 40粒以上  
となっていますが、中毒の出る量は人それぞれ違うので、小学生に上る前に子供には目安より少なめにしたり、大きくなるまでは与えないようにするのも必要かもしれませんし、大人でも食べ過ぎないようになさってください。

銀杏を食べた後になにかしらの症状が出た場合は、来るだけ早く病院に行って、銀杏を食べたことを医師に告げましょう。

ギンナン中毒が原因であれば、ビタミンB6の注射などで症状を改善することができるそうです。

茶碗蒸しに2つくらい入っているくらいがちょうどいいのかもしれませんね。

父は、5つは入ってないと食べた気がしないと、行きつけのお店ではリクエストして5つ入れてたもらっていたそう・・・。(^_^;)

まとめ

一手間もふた手間もかかる銀杏の処理作業、それでも秋の味覚の1つとして味わいたいので毎年大変と言いつつ苦労も味わいと思って行っています。

苦労しただけ美味しさもひとしお。今年も美味しい銀杏ご飯を頂けて自然の恵みに感謝ですね。