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愛知県の紅葉スポットで有名な場所はいろいろあるのですが、年に2回、数日間だけしか足を踏み入れることが出来ない、期間限定の超穴場があるのをご存知でしょうか?
あちこち行ったけれど、今年は珍しい場所に行ってみたい、歩くのは好きである、ついでに鉄道好き、廃線跡にも興味がある、そんなあなたやお子様に愛岐トンネル群はぴったりの場所かもしれません。
毎年、春(GW初めごろ)と秋(11月後半~12月初めごろ)の年に2回の数日限定で特別公開されていて、これまで30万人以上訪れている知る人ぞ知る観光スポット。
名古屋から電車で約40分、そこは時代を超えた幻想的な景色が広がっています。
そんな愛岐トンネル群に車で行こうと思った時に、常設の駐車場や臨時駐車場はあるのか?
また、詳しい行き方やイベントなど、他にもいろいろと気になることをお伝えしていきたいと思います。
愛岐トンネルに行く時の服装や必要な持ち物についてはこちら
愛岐トンネル群へ行く時の服装や必要な持ち物は?雨のときは?
愛岐トンネルの紅葉2023秋の一般公開はいつから?服装や持ち物は?
愛知の秘境で穴場スポットの数日間のみ特別公開される愛岐(あいぎ)トンネル群とは?
旧国鉄中央線の愛岐トンネル群は、愛知県春日井市と岐阜県多治見市にまたがり、明治時代に造られたレンガ造りのトンネルが残っています。春と秋に一般公開されます。12月2日まで公開中。#愛岐トンネル #中央線 pic.twitter.com/JFxxMUmmXh
— 時事通信映像ニュース (@jiji_images) November 29, 2018
愛岐トンネル群とは、岐阜県多治見市と愛知県春日井市の間にある、廃線になった旧国鉄中央線にあるトンネル群のことで、愛知県と岐阜県の県境のトンネルであることに由来して、愛岐(あいぎ)トンネルという名称で呼ばれています。
1900年に岐阜県多治見市と名古屋駅を結ぶ国鉄中央本線が開通し、定光寺から多治見間の8キロあまりの距離にレンガ作りの全国でも珍しい14基ものトンネルがあったのですが、残念ながら、1961年には新ルート開通によりこれらの鉄路が廃線となり、1966年には閉鎖されてしまいました。
2006年に市民の手で再び発見され、市民が集まって「廃線とトンネル群の再生活動」がスタートし、愛知県側の廃線1.7キロを整備したことをきっかけに、旧国鉄中央線3号~6号トンネル&廃線跡地が、春と秋に期間限定で一般公開されることとなり、50年近く前に廃線となったトンネル跡を、徒歩で歩く事が可能になりました。
春の特別公開は、毎年GWに入る少し前~GW初めごろに開催されているので、桜の時期には訪れることはできないのですけれど、新緑の景色を楽しめます。
秋の特別公開時には、天然のモミジが200本以上もあり、普段は見ることが出来ないトンネル内からの紅葉の景色は、一度は眺めたい貴重な景色なんですよ。
因みに、この愛岐トンネル群は、現存する明治期のレンガ製隧道としては国内最多を誇る規模であり、更に経済産業省の「近代化産業遺産 続33」に選定されています。
愛岐トンネル群秋の特別公開9日間限定の日程やアクセスは?
【愛岐トンネル群 秋の特別公開】
1900年(明治33年)開通、愛知県春日井市と岐阜県多治見市の県境に残る旧国鉄中央線廃線跡にあり、通常非公開。明治期の赤煉瓦のトンネルが紅葉の中、秘境の雰囲気が味わえる。11月25日(土)~12月3日(日)
入場料100円(保険料等含)
予約不要https://t.co/6k34Fyjg8H pic.twitter.com/KQMJeV0gT9— ほいじんが (@garaguda) November 5, 2023
愛岐トンネル群の2023年秋の特別公開は、11月25日(土)~12月3日(日)の9日間。
お天気のいい日に計画を立てるのもいいかもしれませんね。
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【愛岐トンネル群2023年秋の特別公開】
公開期間:2023年11月25日(土)~12月3日(日)の9日間
開場:午前9時30分、入場は午後2時まで(閉門=午後3時)
※雨天中止
場所:旧国鉄中央線3号~6号トンネル&廃線跡地1.7キロの往復3.4キロ(約2時間)(公開日以外は立ち入り禁止地域です。)
受付:JR中央線「定光寺」駅下車・上流300m先 受付テント
見学料 1人100円 当日払い(※小学生以下 無料)
出典:愛岐トンネル群保存再生委員会公式サイト 「第31回 秋の特別公開」 のご案内
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※事前予約は必要ありません
期間中にはトンネルコンサートがあり、お弁当・飲料水などの販売もありますよ。
定光寺駅は無人駅なので、市販のものは・・・という方は、お弁当・飲み物持参で行かれた方がいいかもしれません。
※場内は歩きづらい場所がありますので、十分にご注意下さいね。
ペット入場不可。 火気厳禁(喫煙は1ヶ所の指定場所のみ)
トンネル内が暗いため、懐中電灯も持って行かれたほうがいいです。
子供さんには、首からぶら下げるタイプのLED電灯がオススメですよ。
愛岐トンネルは臨時駐車場はある?交通手段について
愛岐トンネル群に行くための交通手段について、お伝えしたいと思います。
電車でのアクセス:JR中央線「定光寺駅」下車(名古屋駅より約30分)
※ 無人駅のため往復切符のお買い求めが便利です。
下り・上りとも 土日祝日は一部快速が停車。 平日は1時間に2本の「普通電車」が止まります。 時刻表を確認の上、ご乗車下さい。
車でのアクセス:
※ 会場周辺には駐車場がありませんので、電車(JR中央線)をご利用ください。
実は、愛岐トンネル群の周辺や、愛岐トンネルに行くために下車する駅である定光寺駅周辺には、駐車場および臨時駐車場がありません。
長時間歩くのが苦にならない方であれば、川を挟んだ対岸(瀬戸市)にある定光寺公園や定光寺に無料駐車場を利用するという方法もあります。
ただ、行きは下りなのですけれど、帰りに駐車場まで戻る時に上り坂になるのを考えるとあまりおすすめできないのですよね。
定光寺駅に行くには電車(JR中央線)を利用する必要があるのですけれど、電車に乗るまでの駅へのアクセスがあまりよくなく、出来るだけ近くまで車で行きたいという場合には、JR中央線「定光寺駅」前後の駅の有料駐車場に車を停めて電車に乗り換えるという方法がいいかもしれません。
こちらでJR中央本線(名古屋駅~塩尻駅)「定光寺駅」を基点とした路線・駅が案内されているので、参考にしてください。
参考 ページタイトルユキサキNAVI
塩尻方面からなら『多治見駅』、名古屋方面からなら『高蔵寺駅』が「定光寺駅」に一番近い駅になり、駅周辺に有料駐車場がありますので利用されると一駅電車に乗ればいいので楽かもしれません。
※「古虎渓駅」周辺近くには無料・有料の駐車場がありませんので、候補から外しています。
『多治見駅』周辺の駐車場はこちら
『高蔵寺駅』周辺の駐車場はこちら
地図に印のある駐車場は、距離の近い比較的台数が停められる駐車場を抜粋しています。
駅周辺にはほかにも駐車場がありますので、さらに駐車場情報を知りたい方は、Googleの検索窓に「高蔵寺駅周辺駐車場」もしくは、「多治見駅周辺駐車場」と入力して検索するのをお勧めします。
名鉄協商パーキング、三井のリパーク、タイムズの駐車場会社は、それぞれの公式ホームページで空車・満車状態が大まかに表示がありますので、駐車できるかどうか判断する材料になっておすすめです。
また、三井のリパークでは駐車場予約枠もありますので、早めに行くことが分かっていれば予約しておくと駐車場確保の不安がなくていいかもしれません。
愛岐トンネル群の特別公開を見に行くにあたっての注意とは?
トンネル群と廃線跡は、イベント開催時以外は立ち入り禁止地域。
現在の公開区間は、片道約1.7km、往復約3.4kmになります。
途中で他の道へ出ることはできない為、高齢者の方や小さいお子様と共に行かれる場合には、途中すこし早めに折り返した方が良いかもしれません。
基本廃線跡を歩くのと、トイレも限られていて少ないので、赤ちゃんや幼稚園児などを連れて行くのは厳しいと思います。
もし、お子様を連れて行くなら自分で歩けてトイレもある程度我慢できる年齢になってから、一緒に行かれたほうがいいかもしれません。
自然を極力活かす方針のため、廃線後、路盤上に生えた樹木は残してありますが、舗装も全くしてなくトンネル内の照明はなく、かなり暗い箇所もあるので、懐中電灯を忘れずにお持ちくださいね。
子供さんには、首掛けタイプのものが両手が自由に使えるのでおすすめですよ。
公開日が決まっているのと数日だけなので、とても混雑しますから、朝一番に出かけられた方がいいかと思われます。
線路にしいてあるバラストと呼ばれる石が、歩道にそのまま残っていて、石を踏みつけながら歩くため足の裏が痛くなるので、靴底の厚い靴で、歩きやすいものを履いていかれたり、カバンもショルダーバッグや手提げよりも両手があくリュックサックのほうがいいかもしれませんね。
あと、少し前に愛知県の紅葉の名所「定光寺」にクマが出没したそう。
なので、音のなる鈴などがついているキーホルダーをカバンにつけていくといいかも?
いろいろ注意を書きましたけれど、それでも50年以上前に廃線となったトンネル跡を徒歩で歩く事ができるのは感慨深いものがありますし、1年のうちの数日間のみの公開です。
なかなか見ることのできない期間限定の貴重な歴史的遺産を、お子様と共に是非楽しんで行かれてみてはいかがでしょうか?
愛岐トンネルちょっとしたニュース
つい先日の中日新聞のX(旧Twitter)で山形県でマーキングされた「アマギマダラ(蝶/チョウ)」が愛岐トンネル群で発見されたとのこと!
437㎞も旅して辿り着いたと思うと自然の神秘というか、生き物の本能って凄いなと感じますね。
「そんな遠くから来ていたとは」
見つけた人も驚きました!
アサギマダラ、山形から437kmの旅 春日井・愛岐トンネル群で発見
▼記事はこちらhttps://t.co/1jFP2oq4qU— 中日新聞 (@chunichi_denhen) November 8, 2023
愛岐トンネルの駐車場まとめ
名古屋から電車で30分程なのに、こんな秘境があるなんて・・・
というくらいガラリと見える景色が変わります。
2023年秋の特別公開は9日間限定!
冬から春へ移り変わる芽吹きの時期にしか観られない新緑の風景とともに、歴史を遡るそんな体験を味わうのも乙なものかもしせませんね。