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普段なにげなく見ていた、Yahoo!JAPANの天気予報。
今日の天気や、明日の天気のピンポイント天気欄で、傘マークの下に出てくる『強雨』と『弱雨』という表現があります。
漢字から何となくどんな雨かはイメージできるのですが・・・
” 実際はなんて読むのだろう? “と疑問に思ったことはありませんか?
また、雨の強さ弱さってどういう違いがあるのか聞かれて、相手に分かるように伝えられますか?
ということで、『強雨』と『弱雨』に関して疑問に思ったので詳しく調べてみました!
強雨と弱雨なんて読むの?読み方を調べてみた!
Yahoo!天気予報欄で出てくる、『強雨』と『弱雨』。
それぞれどのように読んだらいいのでしょうか?
『強雨』の読み方ですが、『きょうう』と読みます。
複数の辞書にも載っていましたし、広辞苑やネットで調べてもすぐに読み方が出てきました。
書籍などに使われる漢字にふられる ” ふりがな ” では、 ” ごうう ” 、 ” おおぶり ” 、 ” がうう ” 、 ” つよぶり ” とも使われているので、もしかしたらこちらの読み方をされていた人もいるかもしれません。
参考 “強雨”のいろいろな読み方と例文ふりがな文庫
では、『弱雨』はどのように読んだらいいのでしょうか?
実は・・・『弱雨』の読み方なのですけれど、手元にある辞書にも広辞苑にも載っていなくて、ネットで調べてもはっきりとこう読むという公式の文書や書かれているものは見つけられませんでした。
※私の調べ方が足りず、もし正しい読み方が分かる方がいましたら教えて頂けると助かります。
『強雨』が『きょうう』と読むので、『弱雨』を『じゃくう』と読んでいたり、『よわあめ』と読まれているようです。
気象庁の天気予報等で用いる用語には、『強雨』と『弱雨』という用語はなくて、そのかわりに『強い雨』『弱い雨』という用語がありました。
どちらにしても意味は十分通じると思うのですけれど、気象庁ではそう決まっているということなのでしょう。
テレビやラジオでは、気象庁の表現に準じて使われていると思われます。
Yahoo!天気予報では、『弱雨』『強雨』というのは記号として用いられているようですね。
私自身、漢字にはなんでも「よみがな」があると思っていたので、調べてみて意外でした。
小学生低学年でも読める漢字の組み合わせなので、余計にそう感じたのもあります。
知っているようで調べてみると実はよく分かっていなかったってこと、思った以上にきっとあるのでしょうね。
これだから日本語って面白い!
強雨と弱雨ってどのくらいの雨なの?
『強雨』と『弱雨』の読み方も気になったかもしれませんが、どんな雨なのか、それぞれ ”どのくらいの強さや弱さの雨なのか” というのも気になりますよね。
気象庁の天気予報等で用いる用語の中の「雨に関する用語」では、以下のように書かれていました。
弱い雨・・・1時間雨量が3mm未満の強さの雨。(「小雨」を含む。)
強い雨・・・1時間に20mm以上30mm未満の雨。
参考 雨に関する用語気象庁
弱い雨と強い雨は、雨量で違うようです。
とはいえ、1時間の雨量が3mm未満とか、20mm以上30mm未満とか言われてもなんだかピンときませんよね。
具体的に表すと以下の感じの雨です。
『弱い雨』・・・傘がなくてもなんとかなるくらいの雨 ~ 傘をささないと歩けないくらいの雨
『強い雨』・・・傘をさしていてもびしょ濡れになるくらいのどしゃ降り
参考 雨に関する用語気象庁HP
強い雨(20ミリ以上30ミリ未満)がどんな雨なのか、実験映像がありましたので参考までに。
出典:tenki.jp雨の降り方動画 強い雨(20ミリ以上30ミリ未満)
補足ですが、やや強い雨(10ミリ以上20ミリ未満)は以下のような降り方になります。
出典:tenki.jp雨の降り方動画 やや強い雨(10ミリ以上20ミリ未満)
映像で見るとより分かりやすいですね。
なんとなく、『強雨』と『弱雨』がどれくらいの雨かイメージできたでしょうか?
と、『強雨』と『弱雨』に関してはとりあえず疑問が解けたのですが・・・弱い雨に小雨が含まれるとあって、ここでまた新たな疑問が出てきてしまいました。
「弱い雨と小雨ってどう違うんだろう?」
弱雨と小雨の違いも気になってしまったので、補足として調べてみましたので次の見出しも続けてお読みくださいね。
ちなみに、『小雨』は「こさめ」と読まれることが多いですが、辞書では「しょうう」という読み方も載っています。
弱雨と小雨の違いは?
『弱い雨』と『小雨(こさめ)』はどう違うの?
それぞれどのくらいの雨を表すのかな?
と新たな疑問が出てきたので、ついでにこちらも補足として調べてみましたので、その結果をお伝えしますね。
おさらいになりますが、気象庁の用語の説明から弱い雨は、1時間雨量が3mm未満の強さの雨でしたよね。
同じ気象庁の用語の説明では、
小雨・・・数時間続いても雨量が1mmに達しないくらいの雨
と書かれていました。
つまり小雨とは、弱い雨よりも雨量がさらに少ない雨。
こまかに降る雨、小降りの雨。
具体的に表現すると、降っても地面がぬれないか、ほんの少しぬれる程度の雨のことです。
さらに分かりやすく言い換えると、大抵の人が傘をささなくてもなんとかがまんできる程度の雨。
体感的には、濡れてもすぐ乾くくらいの雨でしょうか。
といっても、外にいて傘をささないでいる時間が長くなれば当然全身濡れてしまいますので、少しでも濡れたくないなら傘を持っていったほうがいいです。
『弱い雨』と『小雨(こさめ)』の違い、なんとなくイメージできたでしょうか?
補足の補足ですが、小雨に関しては、『小雨がぱらつく』なんて表現も気象庁の用語にありました。
『小雨がぱらつく』というのは・・・小雨が断続的に降る状態のことのようです。
断続的な雨に関しては、こちらに詳しく書かれていましたので引用しますね。
[su_quote cite=”出典:意味まとめ 断続的の意味とは” url=”http://imimatome.com/kotobanoimi/kotoba113.html”] 「断続的な雨」だと、途中で止んだり、また降ったりと、そんな雨のことを意味します。 「途切れながらも続く」そんな状態を表す言葉です。 [/su_quote]ぱらぱら、ポツポツ、そんな感じに降っている雨。
傘がなくても、駐車場からお店に入ったり、走っていけばそれほど濡れないでもすむくらいの雨。
小雨がぱらつくというのは、上記のようなイメージでしょうか?
雨の量や降り方で違う日本語。
なんとなく使っていた言葉も、こうして調べてみるとさらに理解が広がって面白いですね。
強雨と弱雨まとめ
『強雨』と『弱雨』の読み方や、どのくらいの雨なのかということをお伝えしてきましたけれど、たかが雨といっても雨の大きさや強さ、量によって細かくいろいろな用語があるのにびっくりしました。
実は、雨を表す言葉や雨の呼び名は、400語超とも言われているんですよ。
日本人として生まれてきたのに、思った以上に雨についての言葉を知らなくて、日本語の奥深さに改めて気づかされました。
PS.
『強雨』に関して、『豪雨』や『大雨』との違いなど、他にも気になことを調べてみましたので、こちらも一緒にお読みになるとさらに見識が広がりますよ。