フィギュアスケート滑走順の決め方は大会で違う?抽選方法や有利な順番は?

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フィギュアスケートの中継を見ようとしていて、応援している選手が出場するのは何番目だろう?と思ったことはありませんか?

何となく、第1グループとか最終グループとか、滑走順っていう言葉は聞くけれど、どの選手が何番目に出るのかが分からなくて、最初からテレビを見ていると結局見たい選手は一番最後だった、なんてこともあるかもしれません。

また、前に見たときと滑走順の決め方が違う気がするんだけど、大会によって違うの?って思っている方もいらっしゃるかと思います。

フィギュアスケートのファンである私も、未だに滑走順については把握していないところがあるんですよね。

そこで、フィギュアスケートではどのようにして滑走順が決められているのかその決定方法や有利な滑走順について調べてみましたので、是非テレビ観戦の参考にしてみてくださいね。

 

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フィギュアスケートのルールを初心者にも分かりやすくまとめてみた!

 

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フィギュアスケート滑走順の決め方は大会ごとに違う?

 

それではまず、フィギュアスケートの滑走順は大会ごとに違うのか?という点について見てみましょう。

5年、10年以上前からフィギュアスケートを見ている方だと、ショートプログラムは世界ランキングの下位選手から始まり、フリープログラムはショートプログラムの下位の選手から始まるという認識があるのではないでしょうか。

しかし、近年では滑走順を決める抽選会の模様を放送されていることもあって、以前とは変わったのかしら?と思ったことはありませんか?

実は、私がまさに、その疑問を持っていました。

そして調べてみると、一部の大会のみルール改正があったために、余計に混乱をしていたということが分かりました。

それではどの大会についてルール改正が行われてきたのか、もう少し詳しく見ていきましょう。

 

【滑走順のルール改正があったのはグランプリシリーズのみ?】

 

フィギュアスケートでは毎シーズンごとに、四大陸選手権やヨーロッパ選手権、世界選手権など様々な大会が行われています。

中にはテレビ中継がない大会もあって、選手たちは調整を兼ねて出場することもあります。

ですが、テレビ中継がある方が注目も集まりますし、スポンサー企業の宣伝効果にもなりますので、より大会を盛り上げようとメディアも力が入ります。

その大会こそが、グランプリシリーズなんです。

グランプリシリーズは6ヶ国で大会が行われて、6大会を終えて獲得したポイント数が多い上位6名だけが出場できるグランプリファイナルという大会を含めて、全7試合で構成されています。

世界選手権などは一つの大会なので、4日程度の短期間で行われますが、グランプリシリーズは「シリーズ」というだけあって、10月から12月の約2ヶ月間に渡って6大会+グランプリファイナルが行われますので、連日グランプリシリーズが行われているような、そんな気がしてしまうんですよね。

それではこのグランプリシリーズにおいて、どんなルール改正が行われたのでしょうか。

その経緯を簡単に振り返ってみたいと思います。

●2015/2016シーズンまで

・ショートプログラムは、世界ランキングの低い順からスタート。

・フリープログラムは、ショートプログラムの順位の低い順からスタート。


私も含めて、きっと多くの方はこのルールのイメージが強いのだと思います。

 

●2016/2017シーズン ルール改定

・ショートプログラムは、出場者全員で抽選をして滑走順を決める。

・フリープログラムは、ショートプログラムの低い順から上位と下位に分けられて、そのグループ内で抽選を行う。

 

このあたりから、世界ランキングの低い順から始まるんじゃないの?なんでトップ選手が前半の第1グループに入っているの?という疑問が出て来たり、「抽選」という言葉を耳にするようになったような気がします。

しかも、フリープログラムはショートプログラムの低い順番ではなく、ショートプログラムの順位をもとにグループ分けをされて、その中でさらに抽選を行うという、テレビだけを見ている私たちにとっては、蓋を開けてみないと分からないような状況になっていました。

こういったところも、滑走順の決め方がちょっと難しくなった?と思わせる原因だったのかもしれません。

●2017/2018シーズンにおいて、ショートプログラムでの滑走順は、世界ランキングの低い順の方が良いというテレビ局などからの要望があったということで、再びルール改正がなされました。

●2017/2018シーズン ルール改定

・ショートプログラムは、世界ランキングの低い順からスタート。

・フリープログラムは、ショートプログラムの低い順から上位と下位に分けられて、そのグループ内で抽選を行う。

フリープログラムの滑走順に関しては抽選が行われますが、少し分かりやすくなった気がしますね!

 

●グランプリファイナルは抽選を行わない?

グランプリファイナルだけは、それまでのグランプリシリーズとも異なることが分かりました。

・ショートプログラムは、世界ランキングではなく、「グランプリランキングの低い順」からスタート。

・フリープログラムは、ショートプログラムの低い順から上位と下位に分けられて、そのグループ内で抽選を行う。

フリープログラムに関しては、同じなんですね。

それでは、その他の大会では、どのような滑走順になっているのでしょうか。

グランプリシリーズ以外の大会についても見ていきたいと思います。

 

フィギュアスケート 男子&女子シングルのルールや基礎知識 詳しくはこちら

フィギュアスケートのルール男子&女子のショートとフリーの違いと基礎知識

 

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フィギュアスケート滑走順の抽選方法は?SPとFPでの違いも

 

2016/2017シーズンのグランプリシリーズのショートプログラムの滑走順は、出場者全員で抽選を行うということがあったために、ちょっと紛らわしくなってしまった滑走順の決め方ですが、ここで改めて整理していきたいと思います。

グランプリシリーズ以外の大会では、次のように滑走順が決められています。

ショートプログラム(SP)とフリープログラム(FS)でも抽選の基準となる順位が異なりますので、それぞれについて見ていきましょう。

 

【ショートプログラム(SP)の滑走順の決め方】

 

・世界ランキングの低い順からグループ分けをして、その中でさらに上位と下位に分けて、それぞれで抽選を行って最終決定します。

フィギュアスケートでは6人ごとに1グループとなりますので、世界ランキングの低い順から6名ごとにグループ分けをして、さらにその6名の中で上位と下位に分けて抽選を行います。

例えば・・・

①世界ランキング上位12名の選手がいた場合、世界ランキングの低い12位~7位の6選手で1つのグループ、6位~1位の6選手で1つのグループといった感じでグループ分けをします。

(※実際には、6位~1位のグループは最終グループと呼ばれ、大会の規模にもよりますが、第4・第3・第2グループと最終グループに分けられることが多いです。)

②次に、そのグループの中でさらに上位と下位に分けて抽選を行います。

12位~7位のグループの場合、12位~10位の3選手で抽選をして、9位~7位の3選手で抽選をします。

各グループ内で同じように抽選を行って、その抽選の結果、1グループ内での滑走順が最終的に決まります。

つまり、最終グループの上位選手の場合、世界ランキング1位の選手は世界ランキング2位と3位の選手の中で抽選を行いますので、必ずしも最終滑走になるわけではなく、最後から2番目、もしくは最後から3番目の滑走になる可能性があるというわけです。

反対に、世界ランキング2位や3位の選手が抽選によって最終滑走になるということもあり得る、というわけなんですね。

 

【フリープログラム(FS)の滑走順の決め方】

 

ショートプログラムでは世界ランキングの順位をもとにグループ分けを行いましたが、フリープログラムではショートプログラムの結果をもとにグループ分けを行い、抽選をしていきます。

先ほどと同じように例えてみると・・・

①ショートプログラム12位~7位の6選手が第2グループ、6位~1位の6選手が最終グループとなります。

②次に、そのグループの中でさらに上位と下位に分けて抽選を行います。

第2グループの場合、12位~10位の3選手で抽選をして、9位~7位の3選手で抽選をします。

最終グループでも同じように抽選を行って、グループ内での滑走順を決めていきます。

つまり、ショートプログラム1位の選手はショートプログラム2位と3位の選手の中で抽選を行いますので、必ずしも最終滑走になるわけではなく、最後から2番目、もしくは最後から3番目の滑走になる可能性があるというわけです。

反対に、ショートプログラム2位や3位の選手が抽選によって最終滑走になるということもあり得るというわけなんですね。

フリープログラムはショートプログラムの下位の選手から滑走するというルールも過去に存在していたことから、ショートプログラム1位の選手はフリープログラムの最終滑走だと思い込んでいる方もいらっしゃるかもしれませんが、2017/2018シーズン現在ではこのような滑走順の決め方になっています。

2018/2019シーズン以降、もしかしたら様々な形でルール改正があるかもしれませんので、その時はまた、内容を修正していきたいと思います。

 

フィギュアスケート世界ランキングの決め方 詳しくはこちら

フィギュアスケート世界ランキングの決め方とは?2017現在の女子&男子も

フィギュアスケート滑走順で有利な順番は?

 

それでは最後に、フィギュアスケートにおいての滑走順について、見ていきたいと思います。

以前は、「後半に滑る選手の方が高い得点が出やすい」と言われていた時期もあったようです。

どういうことなのかというと、選手にとっては自分の出番までの時間が長く取れることで精神的に落ち着けるということ、そしてジャッジとしても前半から高い得点は出しにくいといった心理的作用が影響すると考えられるからです。

ジャッジも一人の人間ですから、さっきの選手より良かったという印象が残れば、点数を多く付けてしまうというのも分かりますよね。

 

しかし、ルールと合わせて採点方法も見直されてきているので、ジャンプやスピンなどの基礎点からプラスマイナスの評価をするようになってからは、見た目での印象で点数が左右されるとか、滑走順で有利・不利があるといったことはないと言われています。

ですが、先に滑った選手の得点はその日の参考基準点とも言えるので、後半に滑る選手へのジャッジが厳しく、思ったより得点が伸びないという可能性も少なくないようです。

 

では、選手にとっての滑走順とはどのようなものなのでしょうか?

1グループごと滑走前に行われる直前練習(6分間練習といいます)では、各選手が最終チェックを行いながら、リンクの上でウォーミングアップをします。

そのあとに本番が始まるわけですが、演技を終えて採点結果を待つまで、一人当たり5分から6分程度かかります。

それを考えると、そのグループの最終滑走の選手は、5人の選手の演技が終わるのを待たなければならないので、約25分から30分程度、間が空いてしまうわけです。

せっかく6分間練習でウォーミングアップをして、リンクの感触を確かめたのに、さらに30分、別のウォーミングアップエリアで走ったり、陸上でのジャンプのチェックをしたり、緊張感を保ったりしなければなりません。

他の選手の結果を知らないという選手もいるくらいですから、それだけ自分だけに集中する時間を過ごしていることが分かりますね。

 

選手によっては、滑走順は関係ないという選手もいるようですが、この滑走順が好きという感覚を持っている選手もいます。

2018年平昌オリンピックで2大会連続で金メダルを獲得した羽生結弦選手もその一人です。

右足首の怪我のため、しばらく試合から離れていた羽生結弦選手の復帰戦となった平昌オリンピックのショートプログラム。

羽生結弦選手は最終グループの1番滑走でした。

つまり、6分間練習を終えて、すぐの滑走だったんです。

演技後、羽生結弦選手は「滑走順にも助けられました」と言っていたことからも、グループの1番滑走というのは羽生結弦選手にとっては大きな味方となったようです。

でも、6分間練習であまり良い感触がないまま、すぐに本番を迎えて失敗をしてしまう選手もいますので、1番滑走が好きと言えるのは、それだけの練習量と自信がある証拠なのかもしれませんね。

 

フィギュアスケートの6分間練習ルール 詳しくはこちら

フィギュアスケートの6分間練習ルールとは?公式練習との違いや問題点も

フィギュアスケートの滑走順に関するまとめ

 

フィギュアスケートの滑走順の決め方についてご紹介してきましたが、疑問は解決しましたでしょうか?

ショートプログラム1位の選手が抽選によってフリープログラムでも最終滑走になることもあるので、「ショートプログラム1位=フリープログラム最終滑走」と思いがちですよね。

滑走順に決め方に関しては、テレビ中継の中でもあまり取り上げられることがないので、よほど国際スケート連盟のルール改正についてチェックをしている方じゃないと分からない部分ではないかな?と思います。

2018/2019シーズン以降も何か変更点がありましたら、随時更新していきますので、参考にしていただけたら嬉しいです。

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