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フィギュアスケート世界ランキングの決め方とは?2019現在の女子&男子

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みなさんはフィギュアスケートにも世界ランキングがあるということをご存知でしょうか?

ゴルフやテニス、卓球やボクシングなどのスポーツで「世界ランキング1位」という言葉を聞いたことがあるという方もいらっしゃるかもしれませんが、実はフィギュアスケートにも世界ランキングがあるんです。

では、フィギュアスケートの世界ランキングは、どのようにして決められているのでしょうか?

そして、その世界ランキングは、フィギュアスケート競技のどのようなことに関係があるのでしょうか?

2019年1月26日更新時における男子シングル、女子シングルの世界ランキングトップ10の選手も合わせて詳しくご紹介していきたいと思います。

 

フィギュアスケート世界ランキングの決め方とは?

 

それではまず、フィギュアスケートの世界ランキングの決め方について、見てきたいと思います。

フィギュアスケートでは、1シーズンに行われる大会ごとに順位ポイントが定められていて、その獲得したポイントの合計が世界ランキングに反映される仕組みになっています。

ですが、1シーズンに行われる全ての大会の順位が関係するというけではありません。

「ISU国際スケート連盟フィギュアスケート世界ランキング」ということだけあって、ISU公式大会にのみ、順位ポイントが加算されます。

そのため、全日本選手権や全米選手権など、各国の国内大会の順位については反映されないことになっています。

それでは具体的に、どの大会が世界ランキングに反映されるのでしょうか?どのように算出されているのでしょうか?

もう少し詳しく見ていきましょう!

【世界ランキング対象の大会は?】

●ISUチャンピオンシップ及びオリンピック●

・世界フィギュアスケート選手権

・世界ジュニアフィギュアスケート選手権

・冬季オリンピック

・ヨーロッパフィギュアスケート選手権

・四大陸フィギュアスケート選手権

●グランプリ大会●

・ISUグランプリシリーズの6大会とグランプリファイナル
(獲得ポイント表の「GPS」と「GPF」を参照)

・ジュニアグランプリシリーズとジュニアグランプリファイナル
(獲得ポイント表の「JGP」と「JGPF」を参照))

●その他のシニア国際大会●

オリンピックISUチャンピオンシップならびにグランプリ大会以外でのシニア国際大会で、一定の要件を満たす大会がこれに該当します。

過去には、ネーベルホルン杯フィンランディア杯ニース杯USインターナショナルクラシックなどが世界ランキングに反映される大会になっていて、ヨーロッパ開催の大会が多いようです。

ただし、与えられるポイント数は、世界選手権やグランプリシリーズに比べると少なくなっています。
(獲得ポイント表の「IC」を参照)

 

【世界ランキングはどこに関係しているの?】

世界ランキングはISU主催大会でのショートプロブラムの滑走順に関係してきます。

グランプリシリーズでは世界ランキングの低い順に滑走し、世界選手権と四大陸選手権では滑走のグループ分けをする際に、世界ランキングが使用されます。

【世界ランキングの算出方法は?】

最新の2シーズン分の獲得ポイントと合わせて算出され、一番古いシーズンの獲得ポイントは、本来のポイントの70%で算出されます。

また、同一カテゴリーの大会獲得ポイントは、数値が多い順に1つまたは2つのみランキングに記載され、そのうちランキングに反映されるのは各カテゴリー2つまたは4つの大会の成績のみとなっています。

カテゴリーというのは、あとからご紹介する世界ランキングの一覧を見ていただくと分かるかと思うのですが、グランプリシリーズとグランプリファイナルは一つのカテゴリーになっています。

グランプリシリーズに2大会出場して、グランプリファイナルにも出場した場合、グランプリ大会のカテゴリーで合計3つの大会に出場したことになるのですが、世界ランキングに記載されるのは「Best」と「2nd Best」の2つだけなので、数値が多い2つのみ世界ランキングに反映される、ということなんですね。

参考までに、グランプリシリーズ2大会に加えてグランプリファイナルにも出場した、2018/2019シーズンの宇野昌磨選手を例に見てみましょう。

宇野昌磨選手はグランプリシリーズに2大会出場し、2大会とも1位でしたので、400ポイント×2で800ポイントを獲得。

そしてグランプリファイナルでは2位でしたので720ポイント獲得しています。

ですが、世界ランキングに記載されているのは、「Best 720」「2nd Best 400」の2つのみなんです。

ですので、グランプリシリーズおよびグランプリファイナルという1つのカテゴリーの中では、数値が多い2つのみ世界ランキングに反映されている、というわけなんです。

もし、何らかの理由で、グランプリファイナルに出場できなかった場合は、グランプリシリーズ2大会分のポイントが世界ランキングに反映される、ということになりますね。(2018/2019シーズンの羽生結弦選手を参照)

それでは、現在の世界ランキングはどのようになっているのでしょうか?

次の見出しで詳しくご紹介したいと思います。

参考 ISUフィギュアスケート世界ランキング 獲得ポイントWikipedia

 

フィギュアスケート世界ランキング2019現在の女子の1~10位は?

 

2019年1月25日更新時の女子シングル世界ランキング1位から10位の選手は以下の通りです。

1位 4876pt アリーナ・ザキトワ

2位 4174pt エフゲニア・メドベージェワ

3位 4174pt ケイトリン・オズモンド

4位 3596pt 樋口 新葉

5位 3580pt 三原 舞衣

6位 3448pt マリア・ソツコワ

7位 3383pt 宮原 知子

7位 3383pt 坂本 花織

9位 3212pt カロリーナ・コストナー

10位 3022pt スタニスラワ・コンスタンチノワ

※2019年2月に行われる四大陸選手権、ならびに3月に行われる世界選手権の順位ポイントも加算されていきます。

最新ランキングは以下のサイトでご確認ください。

参考 ISU World Standings for Single & Pair Skating and Ice DanceISU

 

フィギュアスケート世界ランキング2019現在の男子の1~10位は?

 

2019年1月26日更新時の男子シングル世界ランキング1位から10位の選手は以下の通りです。

1位 4940pt 宇野 昌磨

2位 4802pt ネイサン・チェン

3位 4540pt 羽生 結弦

4位 4274pt ミハイル・コリヤダ

5位 3570pt ジェイソン・ブラウン

6位 3436pt ハビエル・フェルナンデス

7位 3298pt アレクサンドル・サマリン

8位 3094pt アレクセイ・ビシェンコ

9位 3093pt マッテオ・リッツォ

10位 3063pt ドミトリー・アリエフ

※2019年2月に行われる四大陸選手権、ならびに3月に行われる世界選手権の順位ポイントも加算されていきます。

最新ランキングは以下のサイトでご確認ください。

参考 ISU World Standings for Single & Pair Skating and Ice DanceISU

 

フィギュアスケート世界ランキングまとめ

 

フィギュアスケートの世界ランキングの決め方や算出方法、そして2019年1月26日更新時における男子シングル、女子シングルの世界ランキングトップ10の選手をご紹介していきましたが、いかがでしたでしょうか?

獲得ポイントが一番多いのはオリンピックおよび世界選手権ですので、これからまだまだ世界ランキングの変動はあるかと思います。

フィギュアスケートの世界ランキングは随時更新されていますので、ISU国際スケート連盟の公式サイトをチェックしてみてくださいね。