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フィギュアスケートの衣装の規定とは?値段はいくらぐらい?

フィギュアスケートの衣装は、その人に合った雰囲気であったり、演技に使用する曲に合わせたりと、とても鮮やかなものが多いですよね。

1シーズンを通して見ると、ショートプログラム、フリープログラム、エキシビジョンを合わせて3種類は用意しなければなりません。

中にはシーズン途中で衣装を変更する選手もいますよね。

フィギュアスケートはお金がかかるスポーツとは聞いたことあるけれど、衣装でどのくらいの費用がかかるのか、気になりませんか?

また、大会における衣装の規定があることもご存知ない方も多いのではないでしょうか。

そこで、フィギュアスケートの衣装の値段や大会規定について調べたことをまとめてみました。

 

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フィギュアスケート女子衣装の規定とは?

 

それでは女子の衣装規定について見ていきましょう。

 

前提条件として、「スポーツ競技にふさわしい品位を保ったものでなければならない」というものがあります。

 

そのため、競技を行う上では「過剰な露出や小道具の使用」は禁止されています。

(※エキシビジョンにおいては小道具の使用は認められています)

 

基本的には、レオタードにミニスカート、その下にタイツを着用するのが一般的ですね。

 

アイスダンスはジャンプ要素がないので、ロングスカートを履く選手が多く、ダンスに合わせてロングスカートが揺れるという華やかさもあります。

2005-06シーズンから女子選手のスカート着用義務が廃止されたことをきっかけに、パンツスタイルで演技をするスケーターも見かけるようになりました。

日本人選手では、村主章枝さんや中野友加里さんなどがパンツスタイルで演技をしていましたね。

 

「過剰な露出」を避けるために、肌色に近い生地を使用して衣装を作るなど、素肌を隠す工夫もされています。

なぜこのような規定が設けられたのかというと、1988年カルガリーオリンピックの際に、当時東ドイツのカタリナ・ヴィット選手が頭に羽を付けたり、スカート部分も全て羽で作られていたりするなど、ハイレグが強調された衣装がセクシーすぎると問題になったのです。

現在も、いくら肌色に近い生地で作られているとはいえ、裸を連想させるような過剰な衣装は1.0点の減点を受けることがあります。

これはジャッジの判断に委ねられるもので、はっきりとした基準はないようです。

 

参考 フィギュアスケート 演技の演出的要素Wikipedia

 

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フィギュアスケート男子衣装の規定とは?

 

では、男子の衣装はどうなのでしょうか?

 

フィギュアスケートが始まった初期の頃は、黒の背広にネクタイといった礼装に近い格好でしたが、徐々に現在の舞台衣装のような明るいデザインの衣装を着るようになったそうです。

ベストを着て演技をする選手はいますが、背広となるとさすがに重くて演技に支障が出てしまいそうですよね。

そして、男子は長ズボンの着用が義務付けられていて、半ズボンやタイツの着用は禁止されています。

 

さらに、意外なところでは、わき毛も見えてはいけないのだそうです。

衣装から透けて見えている場合は、隠そうとしている意思があると認められるため、減点の対象にはならないとされています。

言われてみれば、確かに皆さん袖がある衣装を着ていますよね。

 

また、これは男女共通なのですが、衣装の一部が演技途中に落下した場合も、1.0点の減点になります。

過去には、高橋大輔さんの衣装の羽が演技中に落ちてしまい、減点されたことがありました。

最近では、全日本フィギュアスケート選手権2016で、女子シングルの白岩優奈選手がスケート靴のエッジを掴んだ際に手袋がひっかかり、そのまま落下してしまうというアクシデントがありました。

この時も1.0点の減点があり、転倒したのと同じ減点をされてしまうのです。

1.0点というのはフィギュアスケートにとっては大きな点差になってくるので、衣装にも気を配らなければならないというのが分かるのではないでしょうか。

 

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フィギュアスケート女子&男子衣装の値段はいくらくらい?

 

それでは最後に気になる衣装の値段について見ていきたいと思います。

通販サイトをいくつか見たところ、大会用コスチュームとして販売されているのは、男女ともに15,000円から25,000円程度、女子用の衣装で高いものだと4万円くらいするものがありました。

ジュニアやノービスの選手たちの場合、次のシーズンでは体が成長してサイズが小さくなる可能性もありますし、そういったことを考えると決して安い金額ではないですよね。

トップスケーターが着用する衣装は、デザイナーなどにオーダーすることもあって、20万円から80万円すると言われています。

それを、ショートプログラムとフリープログラム、さらにその予備の衣装まで用意した場合、単純に4倍はかかることになります。

少なく見積もっても1シーズンで100万円、そしてそれ以上は当たり前になることが想像できますよね。

以前、羽生結弦選手が着用していた衣装は、アメリカの元スケーター、ジョニー・ウィアーさんがデザインしたもので、その金額はなんと1着100万円と言われています。

オリジナルの衣装をオーダーする選手がいる一方で、現在プロスケーターの鈴木明子さんは現役当時、衣装代を節約するために荒川静香さんの衣装を譲り受けたことがあるそうです。

そして、浅田真央選手も日本フィギュアスケート界の先駆けとなったと言われている、伊藤みどりさんの衣装を着て大会に出場したこともありました。

また、現在はコーチ業もしている男子シングル元選手の本田武史さんは、2002年ソルトレイクシティオリンピックに出場した際、知り合いのお母様の手作り衣装を着ていたのだとか。

フィギュアスケート選手のお母さんは、裁縫が上手な方が多いとも言われているんです。

羽生結弦選手も今ほど活躍をする前はお母様の手作りだったそうですし、荒川静香さんも現役時代はお母様の手作り衣装だったそうです。

周りの人に支えられているという感じが伝わってくるエピソードですよね。

お母さんの愛がこもった衣装だなんて、素敵だと思いませんか?

 

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フィギュアスケートの衣装のルールまとめ

 

フィギュアスケートの衣装にまつわるルールや値段について見てきましたが、いかがでしたか?

高橋大輔さんの演技で、衣装の一部が押してしまったのを見てからは、羽のようなヒラヒラしたものが衣装に付いていると、落ちてしまわないかとハラハラしてしまいます。

また、思っていたより相場が高かった衣装ですが、先輩スケーターからのおさがりだったり、お母様の手作りだったり、衣装は値段だけではないのだなと思いました。

色んな思いが込められた衣装に、これからも注目してみてくださいね。